メンバーの人数で一人当たりの給料が変わる
無論、Jr.の中でも人気の差はあり、仕事の多寡で収入が異なる。「HiHi Jets」「美 少年」に比べ「7 MEN 侍」は収入が多く、身につけるブランドもさらに高級品になる傾向があると事務所関係者は語る。
「やっぱり稼いでいるグループのメンバーのほうが良い物を身に着けていますよ。7 MEN 侍なんかは、外部の舞台や『DREAM BOY』、『ジャニーズ伝説』と仕事が多いので、結構収入があったりします。ただ、人気があればいいとは一概に言えなくて、たとえば『少年忍者』なんかはとにかく大所帯ですから、仕事をたくさんこなしたとしてもどうしても一人頭の給料は少なくなってしまうので可哀相なところはあります。なけなしのお給料の中から高級ファッションにお金をつかうのは、普通の若者と変わりませんよ」
Jr.のファッションについて取材を重ねているうち、1枚の写真を見たファッション誌関係者が息を呑んだ。7 MEN 侍の今野大輝(23)がつけているネックレスがとにかく凄いと興奮するのである。
「今野くんはフェンディのニットを着ていてこれだけでもさすがですが、注目すべきはネックレス。『goro’s(ゴローズ)』というブランドの物に見えます。『goro’s』は、事務所の先輩・木村拓哉さんが長年愛用しているブランドで、テレビや雑誌でも度々着用しています。今野くんは羽をデザインした“フェザー”を付けているように見えますね。これは安い物でも20万円、高いもので700万円ものプレミア価格が付く人気商品です」
超高級アクセサリーをつけるのは、今野だけではない。「SpeciaL」の林蓮音(20)が身につけるのは金のクロムハーツだ。
「林くんのネックレスは、アクセサリーの最高級ブランドであるクロムハーツです。物によりますが、最低でも20万はくだらない。もしダイヤ付きのものなら100万は余裕で超えますよ」(同前)
ジャニーズは“ダサい”から“オシャレ”に
世間が“ジャニーズのファッション”に注目するきっかけをつくったのは、やはり木村拓哉だったとファッション誌関係者が続ける。
「キムタクはこれまでいくつも流行を作っています。goro’sはもちろんですが、1997年に大ヒットしたドラマ『ラブジェネレーション』(フジテレビ系)では、ロレックスのエクスプローラー1を着用。これが後々、若年層にロレックスブームが巻き起こるきっかけでした。キムタクが次に何を身に着けるかは、ファッション界の一大関心事でしたし、事実、彼が愛用していることが知られると、途端にブランド人気が過熱したものです」
ジャニーズは“ダサい”の時代は終わり、若手はすでに“オシャレ”になった。かつてのキムタクがそうだったように、時代を変え、ブームすら生み出すほどのファッションリーダーが次世代ジャニーズの中にもいるかもしれない。