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〈現地まで行ってみた〉BTSのJIN入隊でニュースは埋め尽くされたが…部隊まで足を運んだら見えた、“意外な風景”

〈現地まで行ってみた〉BTSのJIN入隊でニュースは埋め尽くされたが…部隊まで足を運んだら見えた、“意外な風景”

2022/12/16
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個人のスマートフォンが使えるのは1日30分

 警備兵に新兵はどこに寝泊まりするのかと聞くと、平屋の建物を指さして教えてくれた。JINも当然だが、他の新兵と一緒にそこで過ごすという。

 第五師団の新兵教育隊はJINが入隊した13日、JINのファンに向けて、「ファンの皆様にお願いします」という告知で、「インターネットでの慰問メッセージや、通常の手紙、プレゼントを宅配便で絶対に送らないようお願いします」と念を押している。

 現在、兵役中でも個人のスマートフォンが使えるようになっているが、訓練兵がスマートフォンを使うのは1日30分までと決められている。

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 インターネットで送られてきたメッセージは携帯でも確認するため、インターネットにメッセージが殺到するとサーバーがダウンする恐れもある。そうなると、他の新兵が自分たちに来たメッセージを確認できなくなる事態も起こりうるため、このような告知がでたという。

 また、BTSとファンをつなぐコミュニケーションプラットフォーム「ウィバース」での直接のやりとりも軍隊という特殊な環境の下、コントロールされると伝えられた。

2025年に完全体として活動を再開

 本人たちの意思をよそに、米ビルボードのメインチャートで1位となり、アメリカで数々の音楽賞などを受賞したBTSには「国威を上げた」として代替服務を適用すべく法改正をしようという議論が今年に入ってもずっと続いてきた。2020年12月には、エンタメなどの分野で貢献していることを背景に満28歳までの入隊年齢を30歳まで延期することが認められ、この12月で30歳を迎えるJINの入隊も延期されていた。

 その後、代替服務についての結論は出ないまま、今年10月には所属事務所のBIGHITミュージック(HYBE傘下)はJINが12月に入隊することを発表。他のメンバーも来年、順次入隊するといわれ、2025年に完全体として活動を再開するとしている。

 JINは第五師団の2022年度21期、200名の同期とともに訓練に入った。現在、陸軍では、兵役期間は18カ月。再来年2024年6月に除隊する予定だ。

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