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黒田清子さんからのティアラ借用が実現した理由

 愛子さまはご成年の準備にしっかりと参加され、細かい打ち合わせなどもされているという。愛子さまは黒田清子さんからティアラを借りて行事に臨まれることになったが、天皇の娘として、成年を迎えた経験を持つ清子さんに相談したところ、快諾したという。元皇族として皇室を支える姿勢やさりげない心配りが感じられ、黒田清子さんのご性格が表れているように思う。

2021年12月5日、ご成年の行事に臨まれた愛子さま。愛子さまが黒田清子さんから借用されたティアラは、とても優美な曲線の上に細やかな細工が施され、美しいダイヤモンドがちりばめられている ©JMPA

 昨年12月22日には、安定的な皇位継承のあり方を議論する有識者会議は、皇族数の確保が喫緊の課題だとして、(1)女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持する(2)旧宮家の男系男子が養子として皇族復帰するという2案の検討を求めた最終報告書を取りまとめ、岸田文雄首相に提出。皇位継承の議論は「機が熟していない」と先送りした。

 成年皇族となられた内親王を持つ母として、現在の状況を前に雅子さまはどのような思いでいらっしゃるのか。両陛下や愛子さまにとっては、今後も黒田清子さんの例を参考にされて、ご相談されることが増えていくのではないだろうか。

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新年をお迎えになった天皇ご一家 宮内庁提供

 両陛下と愛子さまがお揃いで沿道の人々に手を振られ、とてもいい笑顔を向けられているご様子を拝見していると、上皇ご夫妻と紀宮さまがお三方でお過ごしだった当時のようなあたたかな雰囲気が伝わってくるようにも思う。

2005年10月5日、告期の儀に臨まれる天皇皇后両陛下と紀宮さま(当時) 宮内庁提供

 成年に当たってのご感想で、「これからは成年皇族の一員として、一つ一つのお務めに真摯に向き合い、できる限り両陛下をお助けしていきたいと考えております」と述べられた愛子さま。紀宮さまは、本格的に公務に励まれ、外国を公式親善訪問された初めての内親王だった。愛子さまは大学卒業までは学業を優先されると思われるが、成年皇族として立派にお務めを果たしていかれるだろう。

2022年「皇室部門」BEST5 結果一覧

1位:雅子さまは“圧倒的な貫禄”…シックなブラックドレス&ジュエリーで英国訪問を果たされるまで〈エリザベス女王国葬でノーマスクの理由〉
https://bunshun.jp/articles/-/59600

2位:「紀宮様が皇室を離れられましたことに寂しさも」雅子さまの黒田清子さんへの思い、愛子さま“ティアラ借用”が実現した理由〈元皇族としての心配りが…〉
https://bunshun.jp/articles/-/59599

3位:「雅子さまへの尊敬のお気持ちと品格が」愛子さまと佳子さまが“梅を思わせるアンサンブル”に込められた個性
https://bunshun.jp/articles/-/59598

4位:「今度は雅子さまと一緒にいらしてください」へのお答えは? 天皇陛下の歩き方は“ノッシノッシ”、山登りで鍛えた驚くべき“脚力と忍耐力”
https://bunshun.jp/articles/-/59597

5位:愛子さまが“ご成年ファッション”に込められた抱負とこだわり…昨年の新年ご近影との“2大変化”とリボンに見る“ご自分らしさ”
https://bunshun.jp/articles/-/59596