2022年(1月~12月)、文春オンラインで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。女性芸能人部門の第5位は、こちら!(初公開日 2022年11月20日)。
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11月13日に始まったWOWOW「連続ドラマW 両刃の斧」に柴田恭兵の妻役で風吹ジュン(70)が出演。
「二人は『はみだし刑事情熱系』などで夫婦役を演じてきた仲。風吹は完成報告会で『30年の信頼関係があったから家族のシーンを親密に描くことができた』と語っていた」(放送記者)
ただ、風吹の家庭環境は壮絶だった。出身は富山県。京大卒の高校教師だった父が愛人を作り、小5で両親は離婚。母親の育児放棄により、中2で兄と共に京都の叔父の家に預けられる。
極貧の中、縫製工場などでバイトをして自活。高校進学は諦め、スナックで住み込みで働いた。18歳になると上京し、銀座の有名クラブでホステスを始める。
「客の芸能関係者の薦めで受けた初代ユニチカマスコットガールに選ばれ、運命が急転。芸能事務所に入り、21歳で“18歳の清純派アイドル歌手”としてデビューさせられた」(同前)
だが風吹は当時「歌も下手だし、嘘をついているのも嫌だった」と半年で「辞めます」と事務所に通達。
「すると複数の事務所で争奪戦が勃発。仕事帰りの風吹を車で誘拐してホテルに監禁する事件まで起こり、経歴詐称もバレた」(同前)
窮地の中で救いの手も。
「出演するドラマ『寺内貫太郎一家2』のスタジオに暴力団風の男が乗り込み『番組を降りろ』と凄んだことがあった。すると風吹をドラマに紹介した樹木希林が体を張って、追い出したのです」(ドラマ関係者)