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4位:『NOPE/ノープ』――ずば抜けた映像美と予想外の展開で観客を翻弄する、UFOホラー
快晴の空から何かが落ちてくる。拾ってみるとコインや家の鍵。空に一体何が?……というところから始まるホラー。しかし、
「ジョーダン・ピールという人間の曲者ぶりがやはり悔しいくらいに面白かった」(ヒコロヒー)
という感想も納得、意外な要素、謎が次々と出てくる。凶悪チンパンジー、ゾエトロープ……一体なんの繋がりが? そんな観客の疑問を山積みにしたまま、ついにUFOが姿を表す。
「怪獣映画としても傑作でした」(杉山すぴ豊)
「抽象性の高い怪物描写も良かった」(高橋ヨシキ)
「『ジョーズ』『AKIRA』『エヴァンゲリオン』などへのオマージュも愛らしい」(澤井健)
これらの評、見てない人は「?」だろうが、見た人は全部うなずけるのだ。さらに、
「6回観ました。(中略)映像のすごさを体感したかった」(曽我部恵一)
「IMAXの表現力が炸裂した怪作」(内山昂輝)
映像そのものが強い魅力を放つ作品でもあるのだ。