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「お前の団扇あそこにあったよ!」「コンサートは魂の交流の場」ジャニーズJr.にとって特別すぎる“ファンの存在”とは《元ジャニが明かす事務所への恩義》

元ジャニーズ大川慶吾インタビュー#3

genre : エンタメ, 芸能

 7年間ジャニーズ事務所に所属し、嵐などのバックダンサーを務めた大川慶吾(29)。2013年に退所した後、俳優や広告モデル、アイドルプロデューサーとして活動した大川は、同じく元ジャニーズJr.の森継亮太とインスタライブで再会したことをきっかけに、去年11月に元ジャニーズJr.4人からなるユニットを結成。一夜限りのライブに挑んだ。

「過去にすがるな」「ジャニーズを語るな」という批判を受けながらも、ステージに立つことを選んだ大川たち。その先にあった景色とは――。(全3回のうちの3回)

 

 

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団扇を持ってきてくれるファンに胸が熱くなった

――ライブ当日、ステージに立ってみていかがでしたか?

大川 僕らはトリだったので、他のメンズ地下アイドルのファンの皆さんが帰ってしまって、お客さんがほとんど残っていなかったらどうしようと出番の直前まで気が気じゃありませんでした。だからステージに立って、色とりどりの団扇が見えた時は涙がこみあげてきましたね。

メンズ地下アイドルのライブ「じゅにぼ」での大川「ジャニーズを汚すことだけは絶対にしない」

――ジャニーズの応援アイテムと言えば、カラフルな手作り団扇が有名ですね。

大川 でも、今回僕らが参加させてもらったメンズ地下アイドル界ではサイリウムや推しのイメージカラーのアイテムを持参するのが主流なんです。さすがに団扇を持ってきてくれるファンは少ないのではと思っていたら、ちゃんと用意してきてくれて……。そのぶれない思いに、胸が熱くなりました。

――皆さん、その日のために手作りしてきてくれたのでしょうか。

大川 僕がジャニーズJr.にいた頃に作ったものを押し入れから出してきたという方もいました。確かにステージの上からでも、「この団扇、覚えてる!」というものがあって。退所した後は使うこともないはずなのに、捨てずに取っておいてくれたことが嬉しかったです。「当時の団扇は実家にあるんで新しく作りました!」という方もいました。いろいろな批判もあったけど、あの団扇を見ることができただけで、ライブをやってよかったなって。

――団扇は、応援される側にとっても特別なアイテムなんですね。