2022年12月27日。矢継ぎ早に所属タレントの退所が相次ぐジャニーズ事務所は、暮れも押し詰まった今年のすす払いの総仕上げとばかりに、現在活動を休止しているSexy Zoneのメンバー・マリウス葉(22)がジャニーズ事務所を退所することを発表した。
マリウスは2022年12月31日の『ジャニーズカウントダウン2022-2023』への出演を最後に芸能界も引退することになる。
中島健人(28)、菊池風磨(27)、佐藤勝利(26)、松島聡(25)、マリウス葉から成るセクゾことSexy Zoneは、2022年11月16日でデビュー11周年を迎えていた。
ファンの間で“セク鬱期”と呼ばれる不遇の時代
「12月25日に自身初のドームツアー『セクシーゾーン ドームツアー2022 ザ・ハイライト』を成功させたばかりでした。グループの活動だけでなく、メンバーそれぞれの活躍も目立ちます。菊池はドラマ『ファイトソング』(TBS系)に、松島はドラマ『記憶捜査3~新宿東署事件ファイル~』(テレビ東京系)に出演、佐藤はドラマ『赤いナースコール』(テレビ東京系)、中島はNetflix映画の『桜のような僕の恋人』でそれぞれ主演を務めています。デビュー12年目に突入しましたが、グループ、個人の活動ともに充実していますね」(芸能関係者)
2011年にシングル曲「Sexy Zone」でデビューを果たした際のマリウスは当時11歳。ジャニーズ事務所最年少デビューという不倒の記録は今も破られていない。いかにマリウスが期待されていたか、セクゾが将来を嘱望されていたかは、このお膳立てからも容易に察しがつく。
故・ジャニー喜多川氏の思い入れも強いとされ、これ以上ないほどの華々しいデビューを飾ったSexy Zoneだったが、挫折は驚くほど早く訪れる。デビュー4年目の2014年。ファンの間では通称“セク鬱期”と呼ばれる不遇の時代の到来だ。