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「ジャニーズを辞めたい」マリウスがこぼしていた本音

 そこから約2年の間、マリウスはセク鬱期という冷遇を1人で耐えることを強いられる。松島は2020年8月に活動再開を果たしたが、そのわずか4カ月後の2020年12月――。

〈仕事と学業の両立を含む社会生活において心身のバランスを崩してしまう結果に繋がった面は否定できない〉

 苦楽を共にした仲間の活動再開と入れ替わるように、悲痛な声を残しマリウスは活動を休止してしまう。

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紅白のリハーサルの様子 ©文藝春秋

「マリウスくんは元々、ジャニーズとしての活動が自身に向いていないと悩んでいました。2018年8月には『24時間テレビ』のパーソナリティをセクゾが務めましたが、放送が終わった後に『ジャニーズを辞めたい』と泣きながら本音をこぼしていた。その頃にはもう、今日の状況が彼の目には見えていたのかもしれません。しかし、その直後に松島くんが活動を休止してしまう。責任感の強いマリウスくんですから、せめて松島くんが戻るまでは……と踏ん張ったのでしょう」(同前)

 傷心のマリウスは、活動休止中に海外に生活の拠点を移していた。

「彼は療養期間中、日本を離れ、ドイツの大学に通っているされていましたが、退所のコメントでそれが事実だったことがわかりました。海外にあるコンサルティングの会社のインスタグラムにマリウスの姿が写っていたことがファンの中で話題を呼んだこともありましたね」(前出・スポーツ紙記者)

 退所にあたってのコメントでも「元気な姿で戻ってきてほしいと願ってくださった方々の期待に応えることが出来なかったことは、とても心苦しく思っています」と語ったマリウス。

 責任感の重圧から解放されたマリウスの活躍を楽しみにしたい。