ここ1カ月ほど、ジャニーズ事務所の大きなニュースが続いている。Travis Japanのデビュー曲「JUST DANCE!」が米ビルボードでランクイン。滝沢秀明のジャニーズ退社とツイッター&インスタグラム開設。そしてKing & Princeの岸優太、平野紫耀、神宮寺勇太が突然の脱退発表――。特にキンプリのニュースは、本当にショックだった。5人のバランスが美しい星のようで、本当にキラキラしていたからだ。
もちろん、今後の彼らの進化も楽しみだ。ただ、グループアイドルとは本当に奇跡的に成り立っているものであることを痛感した。言い方を変えれば、それだけ繊細なバランスだからこそ、個々の性格、努力、時代の流れ、タイミングなど、様々な要素が絡み合って生まれた輝きは、凄まじい光を放つのだろう。
デビュー11周年を迎えたSexy Zone
11月16日にデビュー11周年を迎えたSexy Zoneもまた、奇跡の一つ。このグループはジャニーズの王道を走っているように見えて、なんとも独特なコースを辿り今がある。彼らの2022年を振り返ってみても、グループというより個人がドリームハズカムトゥルー。夢の叶い方がすごい。
まず、菊池風磨がスーパーブレイク。2022年はドラマ、映画、バラエティー全方位で活躍。特に冬クールのドラマ「ファイトソング」は、Sexy Zoneの隠れ名曲「名脇役」を体現したような役で本当に良かった。俳優としてもさらに期待……と書いているまさに今、WOWOWの連続ドラマ「ギバーテイカー」の猟奇殺人鬼役として出演するニュースが流れてきた。まだまだ出演情報が流れてきそうで、ああ、キリがない!
中島健人は順調に好感度を高め、CM本数が急増。12月公開予定の映画「ラーゲリより愛を込めて」では尊敬する二宮和也と共演。完全披露試写会では北川景子をさりげなくエスコートし、その姿がなぜか先頭を歩く二宮のかわいさまで際立たせるという不思議な相乗効果を生み出していた。加えて海外ドラマデビュー(2024年世界同時配信の「Concordia(コンコルディア)」〔仮題〕)というビッグドリームを掴んでいる。
今年配信されたNetflix映画「桜のような僕の恋人」での英語インタビューも見事だった。ツイッターで「私も英語を頑張る」など、彼の有言実行に触発されたコメントも多く、読んでいる私まで心が熱くなった。この人のアイドル性は、世界平和に大きく貢献するのではないかと最近本気で思っている。