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これからの渋谷駅前カウントダウンの行方
なお、これまでの渋谷区の発表において、昨年のカウントダウン中止を知らせる報では「『オミクロン株』の拡大懸念など予断を許さない状況」と、新型コロナウイルスに関する文章が記されていた。
一方、今年のメッセージでは新型コロナウイルスについては一切触れられておらず、「人が密集し滞留してしまうリスクを軽減するため」という理由のみが記されている。
韓国・梨泰院での痛ましい事件があっただけに、人の集中による事故を抑える対策はもちろん必要だろう。
しかし、今年の渋谷カウントダウンでは、掲載した写真の通り、人の密集・滞留はたしかに起こっていた。また、密集・滞留を防ごうとするあまりなのか、近2年徹底されていた飲酒禁止措置はほとんど対処されていなかった。過去最多レベルで新型コロナウイルスの死者・入院者が増えるなか、対策・対応が徹底されていたのかと考えると疑問を抱かざるをえない。
再開発で日々刻々と姿を変えゆく渋谷。渋谷駅前カウントダウンの在り方も、いま、アップデートされるときが来ているのかもしれない。