「まずはみんなに心配をかけてしまって、本当にごめんなさい。自分が想像していた以上にこんなにも大事に思ってもらえてるんだということへの感謝と、自分がしてしまったことの重大さが身に染みて、後悔しました。改めて優しい言葉をかけてもらえばもらうほど、取り返しの付かないことをしてしまった自分の甘えとか未熟さに反省しかない。
今の自分に言える資格があるかわからないけど、これからは“ななもり。”として活動を再開します。ただ、すとぷりメンバーとして放送に出るとか、動画を一緒に撮るとかじゃなくて。裏からみんなのやりたいことを支えて、リスナーさんに『楽しい』を届けられるように、努力していこうと強く思っています」
YouTubeを中心に活動しているエンターテインメント・アイドルユニット「すとぷり」のリーダーで、活動を休止していた“ななもり。”(27)が、昨年12月14日、ツイッターのライブ配信「ツイキャス」で改めて自身の不貞行為について謝罪し、個人での活動を再開することを報告した。
2022年3月14日に無期限活動休止を発表して以来、9カ月ぶりの“復帰”で、この配信は1月13日現在で約140万回再生され、コメント欄はファンの喜びの声で溢れている。
だが、「禊を終えた」(業界関係者)とされるその裏で、“ななもり。”は内縁の妻と子に対して「不誠実な対応」を繰り返した揚げ句、新たな女性トラブルを起こしていたことが文春オンラインの取材でわかった。“ななもり。”は「ツイキャス」で述べたように果たして本当に反省しているのだろうか――。(全2回の1回目/続きを読む)
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ちびっ子から絶大な支持を受け、書き下ろした楽曲『手をつないで歩こう』がEテレで放送
「すとぷり」こと、すとろべりーぷりんすは、2016年に結成されたネットアイドルユニットだ。メンバーは、復帰した“ななもり。”と、莉犬、ころん、さとみ、るぅと、ジェル(現在、無期限活動休止中)の6人で、小中学生を中心に絶大な人気を誇っている。WEBマガジンの編集者が解説する。
「すとぷりはYouTubeやTikTokなどの動画配信を中心に活動し、じわりじわりとファンを獲得してきました。2022年1月から開催した、すとぷり初の全国5大ドームツアーは過去最大規模となる32万人を動員し、全公演がソールドアウトするほどの大成功を収めました。ジャニーズやLDHタレントと並ぶ人気ぶりで、コンビニや製菓会社との商品タイアップ、グッズなどもあわせると売り上げは年間数十億円にも及ぶと言います。
昨年10月から11月には書き下ろした楽曲『手をつないで歩こう』がEテレの『みんなのうた』で放送されるなど、ちびっ子たちから絶大な支持を得ている。人気の秘訣は顔出しをほとんどせず、イラストで各メンバーのキャラを表現してきたからだと思います。こうした仕掛けのほとんどは事務所社長の“ななもり。”の発案です。彼は幼少期から将棋のプロ棋士を目指していただけあって、秀才肌で非常に緻密に戦略を練ることができる。グループのリーダー格で、若くてヤンチャをしがちな他のメンバーが女性関係などでトラブルを起こした時には厳しく叱責し、取り締まる側だったのですが……」