B子さんの誕生日に行ったホテルの領収書とB子さんの家の鍵
しかし、A子さんが望んでいた幸せな生活は訪れなかった。A子さんは“ななもり。”からの「モラハラ」に何度も悩まされたという。
「最初は優しかったのに、彼はどんどん横柄になっていきました。自分の思い通りに私が動かないと露骨に苛立ちを見せたり、私が“Yes”と言うまで何度も同じ要求をしてきたり……。都合が悪くなると罵倒したり、私が泣くとより強い言葉で責めてきました。妊娠中にもそんなことが続いて、私は酷い過呼吸になってしまい、病院に救急搬送されたこともあります。
例えば、彼が『今から渋谷で打ち合わせ』と私にLINEしてきた日と同じ日付が入った新宿の映画館の半券を見つけたので、彼に『映画行ったの?』と聞いたところ、『お前に全部説明しないといけないのかよ』と逆ギレされたこともありました。彼が外で何をしているのか教えてほしいと私から頼んだことは今までなかったので、『辻褄が合わなくなるなら、何してるとか(LINEで)言わなくていいんだよ』と伝えると、『適当にLINEも出来ねぇじゃねえかよ』と。もう話が通じなくなって。
しかも、『お前は金にならないからイライラするんだと思う』などと関係のない話を持ち出し、私が泣くまで責め立てられました。結局、その新宿の映画館にはすとぷりのメンバーと行ったと説明されたのですが、実際にはB子さんと行っていたことが後からわかりました。いつものことですが、彼は都合が悪かったり、隠し事があると、意味不明な言動をして、無理を押し通そうとするんです。
B子さんとの浮気の証拠は色々ありますが、決定的だったのは彼女の誕生日に行ったホテルの領収書とB子さんの家の鍵が出てきたことです。でも、問い質せば、また豹変して私が怒られるから、その時は何も言えませんでした」
“ななもり。”と離れるためにB子さんに連絡
B子さんとの関係が気になっていたA子さんだが、それでもこのときはまだ“ななもり。”を信じようとする気持ちがわずかにあったという。
「怒られるのが怖いので、言い方に細心の注意を払って、『受け止めるから、関係を持っている人がいるなら、“いる”といっそ言ってほしい』とお願いしたことがありました。彼が言っていることに辻褄の合わないことが多く、B子さんとの関係はもちろん、他にも誰か女性がいるのではないかと思ったからです。でも、彼は言い訳をしながらも誠実そうに『信じてほしい』と。社長やタレントという立場もあるし、『彼の言い分が本当だったら頑張っているのにかわいそうだ』と私も理解しよう、信じようと努めていたのです。ただ……。
1人目を出産してからは子どもに影響が出ないよう特に注意して生活していました。彼の生活面でのサポートに加え、自分の仕事と子育てを両立して家庭が円滑に回るよう必死でした。ですが、2人目を妊娠した後もなくならないモラハラや不審な行動に私も限界がきてしまい、子どもに悪影響が出る前に彼から離れようと決意しました。2022年3月に『離れる方向でこれからのことを話し合いたい』と彼に申し出ましたが、はぐらかされたうえに、これまで毎日帰ってきていた自宅にも帰らない日が増えていったんです。
そうしたなか、どうすればいいのかわからなくなり、気持ちが弱っていたため、彼と離れる“後押し”が欲しくて、共通の知人を通してB子さんに連絡しました。B子さんとは元々知り合いでしたが、当時は彼からお互いの関係を絶たれていたんです」