昨年9月にブロガーで作家のはあちゅう(36)との約4年に及ぶ事実婚にピリオドを打った人気AV男優のしみけん(43)。これまでに法律婚と事実婚の両方を経験したしみけんに、それぞれのメリットとデメリット、そして自身が考える日本の「婚姻制度」が抱える問題点を尋ねた。(全2回の1回目/後編を読む)
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事実婚と法律婚、違いはどこにありましたか?
――昨秋、約4年間の事実婚を解消したしみけんさんですが、以前は結婚(法律婚)と離婚を経験しています。事実婚と結婚の違いはどこにありましたか?
しみけん はっきり言って違いというのは感じなかったです。ただ思うのは、何のために婚姻制度があるのかなって。結婚には法律があって罰則まである。つまりなにかを縛りたいということであって、しかもこれは明治時代に作られた制度なわけですよが、いろいろな有識者の方に尋ねてみても、偏った意見が多くて答えが出ているようで出ていないような感じなんですよね。
――じゃあ結婚生活、事実婚生活のふたつを経験しても明確な違いは感じられなかった。
しみけん ないですね。よく扶養家族になって税金の控除とか言われますけど、そんなのは微々たるものですから。離婚時における慰謝料や養育費にしても、収入がある人は事実婚だろうが払っているでしょうし、それを承知の上の事実婚をした、というのもある。誤解を恐れずに言うと、男女それぞれ自立した収入源があれば、結婚じゃなくて事実婚にしたほうがいいと思うんです。
――対等な立場で生活をすればいいじゃないかと。
しみけん ええ。加えて結婚したとしても“専業主婦”っていうのは、やめたほうがいいと思うんです。収入のすべてを旦那さんに頼ってしまうから問題が起こることが多いんじゃないかって。結婚をしたら夫となる人が妻の家庭内での働きに対して、仕事として給料を払う制度ができたら、どんなんだろうかって。もちろん夫の収入が低ければ相当きついとは思いますけど、それでも主婦はつらいことのほうが多いですからね。現状の結婚制度は女性への負担が大きいのは間違いないので、だったら事実婚でいいじゃないかって思うんです。あくまでも僕の考えですけど。