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《NHK大河「どうする家康」》脚本・古沢良太が語った松本潤と有村架純の今後と、頼りにする“実力派俳優”

有働由美子のマイフェアパーソン 第49回

news zeroメインキャスターの有働さんによる月刊「文藝春秋」の対談企画「有働由美子のマイフェアパーソン」。2023年2月号のゲストは、放送がスタートしたばかりのNHK大河ドラマ『どうする家康』の脚本を担当する古沢良太さんです。同号より一部を転載します。

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「めちゃめちゃ『古沢さん売りやん!』」

 有働 本日はリモートで対談をお届けします。これはご自宅ですか。

 古沢 自宅とは別に借りている部屋です。

 有働 ふだん執筆はそちらで?

 古沢 はい。

 有働 24時間そこに“缶詰”になりますか。

 古沢 こっちに泊まっちゃうことが多いですね。

 有働 先ほどから、背景の壁にメモ書きのようなものが隙間なく張られているのが気になっていまして。ひょっとしてNHK大河ドラマ『どうする家康』の資料か何かですか。

 古沢 はい、すぐ無くしちゃうので(笑)。

       古沢良太氏 ©文藝春秋

 有働 この雑誌の発売日は大河の第1話(1月8日放送)放送直後です。古沢さんはこれまで『ALWAYS 三丁目の夕日』や、『リーガル・ハイ』、『デート〜恋とはどんなものかしら〜』、『コンフィデンスマンJP』など、数々の話題作を書かれてきました。ついに大河デビューとなったわけですが、他の連続ドラマと比べて気合入ったり?

 古沢 いや、えっと……同じですね。

 有働 カッコイイ!

 古沢 いやいや、僕としてはプレッシャーより楽しみのほうが大きくて。1年以上前から書いているので、長い時間をかけ準備してきたものを世に放つのは、時限爆弾が爆発する感じでワクワクしています。予算規模も贅沢で恵まれた環境で書かせてもらっているのを実感しています。それを思いっきり享受し、感謝しながら書いていきたいですね。

 有働 とはいえ、大河の特設ホームページを開いてみますと、

〈今、最も期待される脚本家のひとり古沢良太が、新たな視点で、誰もが知る歴史上の有名人徳川家康の生涯を描く〉

 と、デカデカと書かれています。めちゃめちゃ「古沢さん売りやん!」って思いました。

 古沢 有難いですけど照れくさいですね。でもみんなで作っているものですから。

 有働 ちなみに演出統括の加藤拓は私と(NHK入局)同期です。

 古沢 非常に助けられています。制作統括の磯智明さん、加藤さんと3人で企画を練りました。主人公の家康役に松本潤さんの名前を挙げたのは加藤さんでしたね。

 有働 オファーがあったのはかなり前の時期だったんですか。歴史物はリサーチにも時間がかかるでしょうし。

 古沢 オンエアの3年前くらい、2020年だったと思います。

 有働 NHK側がどうアプローチしてきたのか、気になります。