そのプロレスしかなかったところに、本気で戦い合う総合格闘技という全く新しいジャンルが立ち上がった。それまでのプロレスファン、格闘技ファンを興奮させ熱狂の渦に巻き込んだ。
それに近いものが僕たちPornhuberにはあるのだと思います。
本当にごくごく普通に街にいそうな若いカップル、マンションの隣の部屋で同棲していそうなカップルの秘められた営み――セックスをこっそり覗き見しているというリアルに興奮できるのではないかなって。
ファンクラブ会員は、そのリアルにお金を払ってくれているんじゃないかなって。
だからこそ、僕たちは撮影に際して「演技は絶対にしない」と決めています。台本もありません。
「あのラブホ楽しそうだから行ってみようよ」
「ちょっと恥ずかしいんだけど、こういうことしてみて」
普通のカップルと同じように、簡単にそんな話をするくらいで基本的にはノープランです。セックスしている部屋にたまたまカメラがあった、というほうがしっくりするかもしれません。
楽しく作った動画ほど、たくさん見られる
ごくごく最初期は「あったほうが撮影がスムーズかな」と、あらかじめ全体的なストーリーを考えておいたり簡単な台本を用意したり、『YouTube』をはじめた頃は“ドッキリ”等の企画モノも試してみたこともありました。
でも、それがどうも上手くいかないんです。撮影していても全く楽しくありません。できた動画を見ても面白くありませんし、楽しい撮影から生まれた面白い素材でないと編集作業にもどうも力が入りません。
そうなってしまった動画はやっぱり伸びない。見てくれている人たちにはちゃんと伝わってしまうんです。僕たちにとってストレスのない楽しかった撮影の動画は、やっぱりたくさんの人に見てもらえるんです。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。