「Pornhuberになる前は僕は普通の社会人でしたし、彼女は学生でした」――2021年1月からアダルト動画配信を始めた「えむゆみカップル」。まだ20代の2人が、わずか1年で1億8000万円もの大金を稼ぐことができた理由とは?
令和の新しい才能による新刊『エロ2.0 「月収4000万円」Pornhuberが実践した「欲望を共有する」最速ファンマーケティング』より一部抜粋してお届けする。(全2回の1回目/後編を読む)
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アダルトビジネス新時代
エロ本から始まって、AV時代が来て、それがDVDに代わって……現在、世の中の男性(もちろん女性もですが)の性処理の一端を担っているのがアダルト動画サイトです。“インターネットポルノ”とも総称されていて、日本のみならず世界中で、一番身近で手軽なアダルト・コンテンツ供給源になっています。
月間およそ32億アクセスを誇る『XVideos(エックスビデオ)』や日本発『FC2(エフシーツー)』など同じようなサイトは大小いくつもありますが、数百万、数千万タイトルものアダルト動画が基本的に全て無料で閲覧できる、という点は同じです。
そうしたアダルト動画サイトの1つに『Pornhub(ポルノハブ)』――2007年にカナダで開設されたサイトがあります。
この『Pornhub』というプラットフォームを中心に、今、新しいSNSビジネスが誕生しつつあるんです。
それが“Pornhuber(ポルノハバー)”。
『Pornhub』をもじった造語で、『Pornhub』で活動するアダルト動画配信者たちという意味です。
ザックリ言うと、自分たちの“プレイ”=セックス動画を自ら撮影して『Pornhub』で配信し、お金を稼いで生活しているカップルや夫婦、個人のこと。言ってみれば、エロ専門のインフルエンサーですね。