文春オンライン

「1年で1億8000万円の収入がありました」“アダルト動画配信”で富裕層の仲間入り「Z世代カップル」の衝撃

『エロ2.0』 #1

note

 Pornhuberという言葉も、僕たちで考えてつけたくらいです。

「アダルト動画配信者じゃ、ちょっとなんかイメージが」
「何かキャッチーな肩書きみたいなものがあると良いよね……」
「『YouTube』が“YouTuber”だから……Pornhuberにしよっか」

 そんなごく軽いノリでした。

ADVERTISEMENT

 2021年中頃になると、日本でも一気にアダルト動画投稿をするアマチュアカップルが増えるようになります。

写真はイメージです ©getty

 いったいなぜか? それはPornhuberがSNSビジネスにおける“ブルー・オーシャン”だったから。「めっちゃ稼げる」と認識されだしたからです。活動開始からのおよそ1年間で、僕たちえむゆみカップルはおよそ1億8000万円の収入がありました。下半期の平均月収は1000~2000万円、最高月収は4000万円にも達しました。

 一方で2022年10月現在、僕たちの『Pornhub』でのチャンネル登録者数はおよそ15万1000人、動画総再生回数は1億2700万回です。この数字、チャンネル登録者数50万人超えがゴロゴロいるYouTuber界隈と比べてみるとかなり少ない。とても1億8000万円も稼げるレベルではありません。

レッドオーシャンでなぜ成功?

 そうでなくても、ここ2、3年、競争が激化し広告収入単価も下げられるなど急速にビジネス環境が厳しくなっていると言われているYouTuber。

 ほんのごく一部の人気者以外「食えなくなった」「夢がなくなった」と言われ、100万人を超えるチャンネル登録者数を持っているYouTuberユニットですら、運営継続を諦め解散をしなければならないほどレッド・オーシャン化が進んでいます。

 少なくとも、新規参入でいきなり成功する確率は限りなくゼロに近い。そんなYouTuberと比べてみると、スタートアップ1年目のこの数字は驚異的ですらあります。

 いったい、どうしてこれだけ少ないチャンネル登録者数でこれだけのお金を稼げるのか。

 実はPornhuberとYouTuberは“似て非なるもの”なんです。新しいお金の稼ぎ方を生み出した“仕組み”があるんです。

 それはどんな仕組みなのか。

『Pornhub』、Pornhuberのブレイクスルーはなぜ起きたのか。

 今、アダルト産業、エロの世界で何が起こっているのか。

 その中で僕たちが何を考え、どう成功を掴んだのか。

 そして、なぜPornhuberになったのか。

 ここから、それ――えむゆみカップルが体験してきたリアルを、僕と彼女でお伝えしていこうと思います。

記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。

「1年で1億8000万円の収入がありました」“アダルト動画配信”で富裕層の仲間入り「Z世代カップル」の衝撃

X(旧Twitter)をフォローして最新記事をいち早く読もう

文春オンラインをフォロー