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【逮捕者13人の衝撃】「女子バスケットボール部の“鬼畜動画”をオフ会で鑑賞した」犯行グループの一員が告白する《組織的盗撮犯罪の下劣な実態》とは

組織的盗撮の実態#2

genre : ニュース, 社会

 販売の場合は、動画の送受信や金銭授受の履歴を残さないようにするため、ネットで出会った客でも必ず直接会い、現金で受け渡しをしていたという。客は、比較的安定した地位の者が多かったようだ。

斉藤容疑者の被害に遭ったとされる温泉施設 ©️文藝春秋

盗撮動画を購入するのは医者や大学教授など

「購入者は医者や大学教授など、口が堅そうで堅実な金持ちが多く、固定客も多い。客とはネットで出会うことが多かったと思いますが、“ナンパ”の場合もありました。飲みに行った席で1人の客に話しかけるなどして、反応によって購入や依頼盗撮を持ち掛けるのです。私も不思議ですが、30年という経験からか、『この人は動画を買う』というのが直感的にわかるらしく、斎藤のそうした嗅覚は異常でした」

斎藤果林容疑者(本人のSNSより)

 こうした盗撮被害を免れるためには、どうすれば良いのだろうか。

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「盗撮師たちが狙うのは出入りが激しい日帰り温泉入浴施設が多い。インスタ映えするなど若い女性が多く訪れ、正面に木々が剪定されていないような山がある施設は危ないです。また景観を損なうことにはなりますが、覆いがついた施設の利用をお勧めします。実際に過去、斎藤の盗撮被害があった施設が覆いをつけ、温泉旅の定番スポットから外れたこともありました」

オフ会が行われていたというホテル ©️文藝春秋

 自然の景観に魅せられ入浴する楽しみはあるが、盗撮被害の可能性は意外と身近にあることを心に留めて置くべきかもしれない。

 3月10日21時~の「文春オンラインTV」では、本記事について担当記者が詳しく解説する。

その他の写真はこちらよりぜひご覧ください。

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