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搭乗予定機が欠航、しかし…

 搭乗予定機がロシア上空を飛ぶ予定だったので、欠航の予定であると。これで何回目の欠航や、再び腰をあげる気にとてもなれなかったが、電話口の担当者はさらにつづけた。ただしルフトハンザ機がトルコ上空を飛ぶ許可が取れたので、そちらの代替機でフランクフルトまで搭乗できると、さらにただし21時までに搭乗カウンターでチェックインしろという。出発予定が4時間も早まった。

 出発カウンターでは出発が早まっても従来のロシア上空を飛ぶ最短ルートからトルコ側に大きく迂回するため16時間以上のロングフライトになること、それでクラクフへの乗り継ぎ時間が十分ないことが告げられた。

出された機内食 撮影・宮嶋茂樹

現地は非常事態宣言下、22時から翌朝6時まで全土外出禁止令

 フランクフルト空港で2時間ちょい待ち合わせ、さらにクラクフへ2時間、現地時間3日の午前8時30分に到着した。検疫も入管、税関もおざなりで、PCR検査陰性証明をふところから出すこともなかった。

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 クラクフ空港到着ゲートを現地時間9時30分に出てもやることがなかった。ここクラクフ空港から夜ウクライナ西部の町、リビウまで高速夜行バスが出ていることになっていた。インターネット上では。運賃30ユーロちょいで。

クラクフ駅バス・ターミナル 撮影・宮嶋茂樹

 バス停確認しとくかと思ったが、これが厄介であった。そないにでかい空港でもないのに空港案内の女性らが誰もそんな国際バスがこの空港から直接出てるなんて知らんのである。やっとこさ黄色いベスト着たおそらくウクライナ難民対応のためのボランティアと思われる親切な青年をつかまえ、インターネットからプリントアウトしたチケットらしきもんに書かれた現地バス会社事務所らしきとこに電話かけてもらうと、バスは空港ターミナル前に着く、色はグレー、ナンバーは2223、後方にバス会社のステッカーが貼ってあるとのことであった。