Twitterで過激な発言を繰り返していた「桜ういろう」。このアカウントの持ち主が共同通信社の記者であるとインターネット上で特定され、話題となっている。
桜ういろうのフォロワーは1.6万人超え。現在は削除されているが、以前は作家の百田尚樹氏や有本香氏などの右派論客らに執拗に絡んでいた。
その発言がTwitterで炎上したのは、昨年7月にさかのぼる。
「6時間の聞き取り調査で自ら認めた」炎上アカウントの正体
在日ウクライナ人政治評論家のナザレンコ・アンドリー氏が<人類史上、最も人を殺したカルトは「共産主義」という>と投稿したところ、桜ういろうは次のようにリプライを送った。
<日本人は満州や朝鮮で、ソ連人に強姦され虐殺されました。日本人にとってナザレンコ・アンドリーさんの祖国ウクライナもまた加害者なんですよ>
<お金が欲しいのは仕方ないかもしれませんが、どうかインチキ宗教のお金目当てで日本人を扇動するのはやめてください>
加えて、ナザレンコ氏の住所などの個人情報を拡散するなど、明らかに度を超えていた。
このほかにも、櫻井よしこ氏について「侵略国ロシアの広告塔」と揶揄したり、「ネトウヨ(ネット右翼の略称)は知識が足りない」と一般ユーザーを手厳しく批判したりしていた。
良識に欠けた発言の数々――。桜ういろうは果たして本当に共同通信社の記者なのだろうか。にわかには信じがたいが、同社関係者はこう明かす。
「桜ういろうは、名古屋支社編集部の40代デスクX氏です。2日間計6時間にわたる上司からの聞き取りで、本人も桜ういろうは自分のアカウントだと最終的に認めたそうです。
2月16日には緊急の会議が開かれ、X氏には10日間の自宅待機が命じられました。代わりに本社からデスクが2名、名古屋に呼び寄せられました。ツイートの内容などを精査し、正式な処分が下されるとみられます」
X氏とは一体どんな人物なのか。