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〈Kōki,  ブルーリボン新人賞受賞〉女帝・工藤静香“娘売り出し”の履歴書 「デビュー長女ゴリ押し」に同級生が怒りのSNS「自己中心すぎ」「目立ちたいだけ」

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「クッソ~!」「マジかよ~!!」絶叫した静香

 そんな中、静香のゴリ押しが原因となり、周囲との“軋轢”が生まれたこともあった。16年、Cocomiが中学校3年生、Kōki,が2年生で出場した同コンクールでのことだった。

「ド派手なファッションに身を包んだ静香さんは遠くからでも一目で分かるほどでした。驚いたのは最優秀賞が発表された時のこと。2人とも選ばれないことが判った瞬間、静香さんの『マジかよ~!!』との声が会場に響き渡ったのです。さらに天を仰いだ静香さんは、『なんでだよ~っ! クッソ~! 信じらんね~っ!!』などと大声を出していました。それに釣られてか、Kōki,ちゃんも『信じらんない! 下手くそ! 私の方が全然上手じゃん!』と激怒。大人しいCocomiちゃんも不服そうな表情を浮かべていました。当日は穏やかな父兄が多かったのですが、静香さんの周囲だけボクシング会場のようでした。それだけ母娘3人が怒り狂っている姿は心底、怖かった。Kōki,ちゃんは入賞の賞状を『破り捨てた』と友達に嘯いていたそうです。翌年彼女たちは姿を見せませんでした」(コンクール関係者)

父親似のKōki,

 その後もCocomiはNHK交響楽団に所属する有名教授に師事し、フルートの腕前を磨いていった。17年春には都内にある音楽科の名門高校に合格する。

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「入学時に『すごい実力の子が入ってくるらしい』という話でしたが、話題先行でした。昨年も週刊誌で『フルート日本一になった』などと報じられましたが、彼女が準グランプリに輝いた大会は実は2回目。歴史も浅く、権威もない。プロへの登竜門と言われる『日本学生音楽コンクール』の本選では、入賞できずじまいでした」(学校関係者)

 学内では目立つ存在だった。

「高校2年生で文化祭実行委員長、3年では生徒会長を務めていました。本人は目立ちたがり屋の性格でした。男子生徒へのスキンシップが多かったせいかよくモテていた。ざっくばらんに家族の話もよくしていましたね。Kōki,がデビューしたときに、芸能界デビューについて聞かれ『妹と違って身長が低いから』などと答えていました。SNSではさらに饒舌でした。『お母さんとお父さんみたいな夫婦になりたい』『財布の中に入れたプリクラをお母さんに見られた。マジで死にたい』などとも綴っていた。またTOKIOを脱退した山口達也にも言及していました」(同前)

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