今年のNHK大河ドラマは『どうする家康』ですが、それに負けないくらい話題沸騰なのが『どうする信千世』です。
うっかりこの騒動、いや、ドラマの序盤を見逃したという方にこれまでのダイジェストをお送りします。
まず、主役は岸信千世(新人)が務める。
信千世は岸信夫前防衛相の長男として生まれた。フジテレビ記者を経て、父の秘書を務めていた。しかし信夫が病気のために議員辞職することを発表すると、信千世が後継を目指すことを表明したのである。
信千世が表明した「志」は…
ドラマなら大事な見せ場であり、視聴者の心をつかまなければいけない。さっそく信千世は2月から政治活動のためにHPを立ち上げた。そこで高らかに表明した志とは何か。トップページに出てきたのは「家系図」だった。
信夫の祖父「岸信介」元首相の名が目立つ場所にデンとあり、その横に「佐藤栄作」元首相(岸信介の弟)、さらに信夫の兄の安倍晋三元首相、その父の晋太郎元外相、晋三の祖父で衆院議員だった寛の名があった。国会議員6人が並ぶ家系図を掲載し、それらの人物に連なるのが自分(信千世)であるというアピールをかましたのであった。
これが『どうする信千世』の初回放送である。タイトルは「わしの家」。奇しくもNHK大河ドラマ『どうする家康』第7回のタイトルと同じだった。
しかし事態は急変する。