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《この家系図について、ツイッターなどで「政治を『家業』としか考えていない証左」「家系図が一番のセールスポイントに見える」など批判の投稿が相次いでいた。》(朝日新聞デジタル2月13日)
とんでもない批判が沸き起こったのだ。
ああ、どうする信千世!
SNSで一揆が勃発
これが第2回放送のタイトル「大炎上でどうする!」だ。またもや『どうする家康』の第8回放送「三河一揆でどうする!」とそっくり。しかも内容まで酷似している。まずNHK側のあらすじを見てみよう。
《本證寺から年貢を取り立てようとする家康に対し、一向宗徒が三河各地で一揆を起こした。》(『どうする家康』第8回)
信千世に一揆を起こしたのは一向宗徒ではなくSNS宗徒だったが、思いもよらず民衆から一揆を起こされるという展開はそっくりだった。
家系図の致命的な欠点
しかも問題は根深い。信千世の家系図には致命的な欠点があった。男性の名前ばかりが載っていて女性の名前が無かったのである。これがいかに異様なことか? 念のためにNHKの『どうする家康』のHPを見てみよう。
「徳川勢(家康の家族)」という相関図には、家康の親として「松平広忠」「於大の方」とあり、それぞれ「家康の父」「家康の母」と紹介されている。当たり前だが女性の名前がある。つまり信千世のは家系図でさえなく、やっぱり国会議員だらけの家柄自慢に見えるのだ。しかもそこから透けて見えるのは男性優位の日本の政治状況そのもの。