カレーを頼んだら「袋が血まみれで中身もグチャグチャ」
こうしたヤバい配達員は非常に多いらしく、ほかにも次のようなトラブル事例が利用者から寄せられている。
「配達員から『配達できなくなりました』とメッセージがきたので、『なんで配達できないんですか。返金対応してくれるんですか?』と聞いても全然返信がない。ちなみに運営会社に問い合わせても返事がありませんでした。配達員だけじゃなく運営会社もヤバいです」(神奈川県、男性、26歳)
「昨年、フードデリバリーでカレーを頼んだら、普通に届けてくれたんですけど、なぜか袋が血まみれで、中身もグチャグチャになっていてドン引きしました。たぶん配達途中に自転車でコケたんだと思います。マンションの入り口のオートロックのボタンにまで配達員の血がついていました。せめて拭けよ!」(都内在住、女性、31歳)
配達員にストーキングされて引っ越しする羽目に
これらのケース以外にも、ヤバい配達員にあたったせいでとんでもない目に遭った女性の利用者がいる。最後にアパレル会社で働く服部伶奈さん(仮名、29歳)の恐怖体験を紹介しよう。
「いまの会社に就職する前、居酒屋で週に何日かアルバイトをしていたんですが、私がシフトに入っていると必ずくる40代の地味なおじさんがいたんです。しかも、働いているとやたらその人と目が合うので、なんかおかしいなとは思っていたんですが……。
あるとき注文時にちょっと会話したら、そのおじさんが『きみ、伶奈さんでしょ。住んでいるのは○×町の○×マンションの○×号室だよね。僕、きみの部屋に配達したことがあるんだ』って小声で囁いてきたんですよ。本当に背筋がゾッとしました。
おそらくフードデリバリーを頼んで以降、あのおじさんにストーカーされていたんだと思います。もちろん、すぐに引っ越しました。怖すぎるので、それ以来フードデリバリーはいっさい頼んでいません」
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ここに紹介したのは一部のフードデリバリー配達員の行為で、すべての配達員がヤバいと言いたいわけではない。
しかし、これだけフードデリバリーサービスが一般化した今、ヤバい配達員がまぎれ込むこともある。フードデリバリーは便利で楽だが、リスクゼロというわけではなさそうだ。