交差点の一角にたむろしタバコをスパスパ
そのほかには、こんな目撃証言も多い。
「通勤客で混雑する駅前の交差点の一角に、いつもフードデリバリーの配達員が4~5人たむろしています。それも昭和の不良みたいにヤンキー座りしながらタバコを吸っているんです。路上喫煙が禁止された区域で堂々とタバコ吸っている連中なんて、いまどきフードデリバリーの配達員ぐらいしかいません」(都内在住の会社員、男性、35歳)
「近所のマクドナルドの前に、いつもフードデリバリーの配達員が5~6人たむろしていてめちゃめちゃ通行の邪魔です。路上なのに平気でタバコを吸うので、マックの店員やほかの飲食店から注意されたこともあるんですが、それでもたむろしている」(埼玉県、男性、28歳)
あまりに多い「注文した料理が届かない」というケース
デリバリー自体のトラブルはどうだろうか。利用者たちが口をそろえて言うのが「注文した料理が届かない」というケースだ。
フードデリバリーのヘビーユーザーを自任する田中美羽さん(仮名、27歳)は、こんな配達員にあたったことがあるという。
「あるとき、置き配で注文した料理が『配達済み』と表示されているのに届いていなかったことがあったんですね。そこで配達員に連絡すると『いや、届けましたよ!』と言い張り、『これが証拠写真です』と届けた家の画像を送ってきたんです。
ところが、その写真の家は明らかに人が住んでいなそうな空き家で、そもそも私の家とは住所がまったく違う。自分の配達ミスを認めず客にウソをつくのもどうかと思いますけど、あんな空き家の写真でごまかそうとするあたりが低レベルすぎてヤバいです」
IT関連企業につとめる緒方茉莉奈さん(仮名、32歳)もフードデリバリーを利用して同じような経験をしたことがある。
「休日の朝、お腹が空いたのでマクドナルドの『朝マック』をデリバリーで頼んだんです。でも、そろそろ届きそうな時間に隣の部屋のインターホンが鳴り、その直後、スマホに配達完了通知が届いた。置き配にしたのかなと思ってドアを開けても、そこには何もない。
それで届きませんと問い合わせたら『さっき届けた』と言い張るんです。たぶん、間違えて隣の人に届けたんだと思うんですが、そう指摘しても頑として認めない。絶対に届けたと言い張るんですよ。隣の人も隣の人で、なんで配達員が間違えて届けた私の朝マックをそのまま受け取って食べちゃったのか、マジで謎すぎます」