たびたび話題になっている「おじさん構文」とは、中年男性がLINEなどのメッセージアプリで送ってしまいがちな文章のクセのこと。

 おじさん構文には、「絵文字や顔文字を多用する」「文章が長い」「句読点が多くて読みづらい」「文末にカタカナを使う」など、明確な特徴がいくつかある。どこかで申し合わせたかのように、おじさんたちは似たような文体を駆使したメッセージを作成してしまうのだ。

 例えば、こんな一文である。 

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 おはよう(絵文字) まだ、寝てたらゴメンm(_ _)m

 昨日、仕事で横浜(絵文字)に行っておりました。最近、大きな案件を抱えていて、チョット忙しモードなんデス。(汗)

 ○○チャンも、誰かとデートで横浜に行ったことあったりシテ…。

 夜は、行きつけの、中華料理で、酢豚を、食べました。(絵文字)

 それで、○○チャンが、中華食べたいって言っていたのを思い出して…

 こちらはいつでも大丈夫ですので、都合がいいときに声かけてくだサイ!

 よろしくお願いします!!

 絵文字、顔文字、いきなりの自分語り、息を吐くようなセクハラ、句読点多用、強引な勧誘……。こんな文章をいきなり送りつけられた女性たちは、なんともいえない違和感を覚え、超えられない世代間ギャップに暗い気持ちになってしまう。

若い女性が語る、「おじさん構文」を書く人

 キャバクラ店に勤務する中山香菜さん(仮名、23歳)も、日々「おじさん構文」のLINEを受け取っているという。

「職業柄、様々なタイプの男性とLINEしてますが、意外と第一印象では『おじさん構文』を書く人なのかはわからないんですよ。オシャレなおじさんだなと思ってたら、LINEで急に絵文字や赤いビックリマークを多用してきたり、怖い感じの方が回りくどくて甘えた長文を送ってきたり……。真面目なIT系の感じの方は『\(^o^)/』みたいな顔文字を入れてくることが多いですね」