不動産大手のオープンハウスグループ。同社の執行役員で、主要子会社として建物の建築・施工を手掛ける「オープンハウス・アーキテクト」の日高靖仁社長(41)が会議中、椅子を蹴った上で部下の首根っこを押さえつけ、「辞めれば?」「お前何してんの?」など“暴言”を吐いていたことが「週刊文春」の取材で分かった。会議の音声を入手した。
イケイケ路線で成長を遂げるオープンハウスグループで起きたある“事件”
1997年に荒井正昭氏が創業したオープンハウスは、「東京に、家を持とう」のキャッチフレーズで急成長し、業界で五指に入る大手企業となった。グループ全体の従業員数は4493名(2022年9月末時点)。近年は「連結売上1兆円」の目標を掲げており、2022年9月期決算の売上高は9526億円、純利益は10期連続過去最高を更新し、778億円を達成した。
「最近は知名度向上にも躍起で、広告戦略も目立っています。プロ野球ヤクルトスワローズのトップスポンサーとなり、今年2月には村上宗隆選手の日本選手シーズン本塁打記録や史上最年少三冠王を祝って『3億円の家を贈呈する』と発表し話題になりました」(経済部記者)
イケイケ路線で成長を遂げるオープンハウスグループ。だが、そんな中で“事件”は起きた。