店には現役AV女優のほかにも、引退したAV女優や風俗店勤務の女性などが働いていた。著名なAV女優は“プレミアム出勤”といい、主にイベントの時に働いていたという。
「カウンター越しでAV女優さんたちが撮影の裏側とか演技なのかどうかとかそんな話をしていたと思います。基本はエロ話で、風俗とかと違って、過激な性サービスとかもなかったはず。単体女優さん目当てのマニアやファンのほかにも、SODランドには素人女優さんもいるので、その子たち目当てのお客さんも結構来ていましたね。男性客が多かったですが、意外とAVは女性ファンも多くて、女性客の入りもありましたよ」(AV事務所関係者)
明らかに怪しい雰囲気はなかったが…
大手アダルトビデオメーカーの店ということもあってか、明らかに怪しい雰囲気はなかったようだ。昨年の夏ごろにSODランドを訪れた男性はこう話す。
「キャバクラとか風俗店と違って照明も明るいし、“明るいエロ全開”みたいな雰囲気の店でしたよ。1階で受付をした後に丸いステッカーみたいなのを渡されて、そこに自分のニックネームと性癖を書いて、それを服に貼るように言われました。周りの客も恥ずかし気もなく、普通にアダルト系の言葉を書いてましたね。
店内はフロアにもよりますが、AV女優とテーブル越しに話したり、AVにめちゃくちゃ詳しい男性客とかもいるので客同士で盛り上がったりみたいなこともありましたね。そういう意味では本当に“大人のテーマパーク”って感じでした」
SODランドを何度か訪れたことのある別の男性は、AV女優らによる“あるパフォーマンス”について語る。
「4階はフロア中央にマジックミラー越しの部屋があり、それを囲むように仕切られた座席があるんですが、ちょっとしたパフォーマンスがあるんですよ。メニューに『パイ揺れマティーニ』とか『お尻フリフリポテト』というのがあるんですが、その名の通り、水着姿のAV女優さんがマジックミラー越しにおっぱい揺らしながらシェイカーでドリンクを作ってくれるんです。客としては興奮しましたが、今思えば“グレー”な接客だったのかもしれません……」