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石橋貴明「太田、行くぞ。殴りこみだ!」共演者も客席もパニック…松本人志の一言が起こした“想定外の展開”

『笑っていいとも!』最終回から9年目の現在

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『いいとも!』がなくなって…フジテレビの現在

 2022年6月、フジテレビの社長に港浩一が就任した。港は、言うまでもなく「楽しくなければテレビじゃない」イズムをとんねるずとともに体現したひとりである。

 フジテレビ65周年イヤーとなる今年、『いいとも!』をエッセンスを継承したようなお昼の生放送バラエティ『ぽかぽか』が始まった。タモリが『いいとも!』を始めたのは37歳だが、奇しくもハライチも今年37歳になる年だ。

 さらに、千鳥、かまいたち、ダイアンをメインに4年ぶりとなる『27時間テレビ』復活も発表された。いまや伝説となった深夜番組『オールナイトフジ』を継承する『オールナイトフジコ』も始まる。

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 ただの回帰にならず、時代に合った、いや、かつてのフジテレビがそうであったように新しい時代の価値観を自ら作ってほしいと願わずにはいられない。

 何の情報も意味もないくだらない放送を約32年間続けてきたタモリは、32年間続けてきたいつもどおりの締め方で最後を締めくくった。

「明日もまた見てくれるかな?」

タモリ ©文藝春秋

『いいとも!』がなくなった「明日」もまた「テレビ」は続いていく。その一言は、タモリから未来のテレビへのエールだったに違いない。

 番組の打ち上げでのタモリが発した乾杯の掛け声はこんな一言だったという。

「日本のバラエティに乾杯!」

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