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【事件をきっかけに区の職員が書類送検】《堺市63歳暴行死事件》「ヤクザやぞ俺は! 殺すぞ!」金髪両腕タトゥーの楠本大樹容疑者(32)が携帯ショップで行った“無茶苦茶な恫喝”【クレーム音声入手】

【事件をきっかけに区の職員が書類送検】《堺市63歳暴行死事件》「ヤクザやぞ俺は! 殺すぞ!」金髪両腕タトゥーの楠本大樹容疑者(32)が携帯ショップで行った“無茶苦茶な恫喝”【クレーム音声入手】

genre : ニュース, 社会

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「楠本容疑者は最寄り駅の居酒屋など様々な飲食店に出入りしていましたが、出禁になっている店が多々あるのです。無茶苦茶な内容のクレームや、横暴な態度をとっていたため、店側もみんなで『アイツはヤバい』と情報を共有していました。地元でもかなり疎まれた存在だったのは間違いありません。なかには客なのに、スナックのママに『お前出ていけ!』と難癖をつけることもあったと聞きました」

「出禁」の店は多数。ある携帯ショップでは…

 これだけでもかなりの異常性が窺えるが、「本当に大変でした」と振り返るのは、元携帯ショップ店員の女性だ。実害を被ったのは数年前にさかのぼる。

楠本容疑者 本人Facebookより

「楠本は私が勤めていた携帯ショップの常連客でした。最初は『カメラの使い方を教えてくれ』などと、若いくせに初歩的なスマホの使い方をわざわざ店に来て聞きにきてたんです。それが段々と、インスタグラムやTikTokの使い方といった内容になっていき、さらには私たちも使い方がわからないようなマイナーなアプリの使い方まで『教えろ!』と言い始めたのです。ただ、ハッキリ言って業務範囲外なので、そう伝えると『ヤクザやぞ俺は!』『じゃあ今まで払った携帯代を返せ!』『殺すぞ!』などと店頭で怒鳴るようになっていきました。全く手がつけられませんでした」

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 やがて楠本容疑者は毎日店にやってくるようになり、多い時は1日に30件以上の電話を店にかけてくることもあったという。

女性に対しては威圧的な態度だった

「やぶへびになるのでこちらも対応してはいけないと思っていたのですが、全身にタトゥーを入れた男がずっと怒鳴り声をあげていると、つい怖くなり対応してしまって……。最悪でした。当時、店長は若い女性でしたし、スタッフも女性ばかり。男性スタッフがいる時もありましたが、男が対応する際には『兄ちゃん、ありがとう!』と女性とはガラっと態度を変えるんですよ」

楠本容疑者のFacebook

 対応に窮した店側が警察を呼ぶこともあったというが、本人は気にもかけず、翌日には素知らぬ顔で来店。「もう店に来ないでください」と“出禁”を通告しても、楠本容疑者は来店をやめる気配はない。

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