「ろくな学校に行ってませんね」「頭悪いですね」
「元々、スケートボードを介して被害者と知人関係であった高校生らは、SNSで連絡を取り電話でAの怪我について問いただしました。その際、被害者から『ろくな学校に行ってませんね』『頭悪いですね』などと馬鹿にされ、腹を立てて東品川海上公園に呼び出したのです」（前出・社会部記者）
事件の起きた8時頃は、辺りはかなり暗く公園内の人通りは少ない。さらに暴行・飛び込みのあった場所は行き止まりになっており、人が気づくにはかなり難しい場所だった。そんな場所で、高校生らは「なんで後輩をいじめたんだ？」と暴行を加え続け、タイマンをするか運河に入るか選択を強いたのだった。
「ボコって正座させて無理やり飛び込ませたことに間違いありません」
被害者の男子生徒は、目の前の年上3人との対峙を逃れるために真っ暗で底が知れない運河へと飛び込み、水面から約80センチの高さにあったデッキに登れず溺れかけたところを同級生に救出された。すでに高校生らの姿はそこにはなく、念のため付いてきてもらった同級生がその場にいなければ被害者の男子生徒はどうなっていただろうか。
逮捕された高校生らは警察の調べに対し、「中学生に反省させるためにやった」と供述しており、「ボコって正座させて無理やり飛び込ませたことに間違いありません」と容疑を認めているという。リアルな“ナワバリバトル”の“イカ”していない結末だった。
