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山咲 結果的に3~4年くらいです。そこで(作品を)描きためさせていただいて、数は少ないんですけど、個展を開かせていただきました。これはシャープペン1本で描いたんですけど。

シャープペンで描いたオードリー・ヘップバーン ©山咲トオル

――すごいですね! シャープペン1本で描いたとは思えない緻密さです。

山咲 次の作品は、100円の筆ペンで描いたマイケル・ジャクソンです。8ヶ月かかったの。

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100円の筆ペンで描いたマイケル・ジャクソン ©山咲トオル

――これもすごい。絵は完全に独学なんですよね?

山咲 お教室は一つも行ったことないんです。たとえばマイケル・ジャクソンだったら、似顔絵だからまず顔から描きますよね。でも、あの方は顔を描くのが難しくて……。何度も何度も描き直しました。

芸能界に復帰しようと思ったけど…

――休業が明けてからは、どういう感じで活動されていたんですか?

山咲 休業後にマネージャーさんに「自分の席がないのはわかるんですけど、やっぱりお仕事がしたいので何とかならないでしょうか」と相談したら、厳しいね、と言われて。

 でも、そんな中でも見てくれる人もいるのかなと思ったのが、『幸せ!ボンビーガール』。この番組では、ナレーションを8年半もさせていただきました。あとは千葉テレビのお料理番組(『ごちそうライフ』)も丸8年出演させていただいて。

 マネージャーさんに言わせると、バラエティに呼ばれても1人のタレントが出ている時間なんて1分もないよ。でも、ナレーションだったらあんたの声は1時間ずっと流れているんだから、それでいいじゃん、って。そんな感じで良くしていただきました。

――話は変わりますが、最近お笑いコンビ・コットンのきょんさんがトオルさんのものまねをされていますが、そのことはどう思われていますか?

山咲 コットンのきょん君が去年の暮れから大ブレークしているでしょう。今年の1月にとうとう来たんですけど、私がドトールでお茶を飲んで、喫煙所でタバコを吸っていたら、20代の子たちがこっちを見ながら「ほら、きょんだよ」って(笑)。

――そっちで呼ばれたんですね。

山咲 もうおかしくて、おかしくて。きょん君は18歳年下ですからね。まだお会いしたことはないんですけど、きょん君とは相互フォローしていて、メッセンジャーで連絡取り合ったりしているんですよ。「ものまねしてくださってありがとう」と言って、吉本興業さんにテンガロンハットを送ったりしてます(編集部注:その後、2人は対面を果たす)。

 あと、私がInstagramで一度だけ「きょん君がものまねする山咲トオルのものまね」っていうのをやったら、軽くバズりましたよ。

――最近では、LGBTの方に対する世間の意識も変わってきているような気がしますが、そのことに関してはどう思われますか?