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元夫が“下着盗撮本”を出版、嫁姑の確執、56億円の損害賠償請求…石川さゆり65歳が乗り越えてきた“冬景色”

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 3月22日放送のNHK「ファミリーヒストリー」に石川さゆり(65)が出演。熊本で過ごした幼少期と、石川家のルーツを語った。

「父は交通局勤務で母は保育士。行商をしていた祖母に歌を習い、小1の時に島倉千代子のショーを見て歌手に憧れた。10歳で横浜に転居し、音楽教室の月謝を牛乳配達で稼いでいたとも明かしました」(放送記者)

 中3でフジテレビの「ちびっ子歌謡大会」に優勝。ホリプロにスカウトされ、15歳でアイドル歌手としてデビューを果たす。

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紅白出場45回は女性歌手として歴代トップ ©文藝春秋

「森昌子、山口百恵と『ホリプロ3人娘』で売り出したが、石川の人気が上がらず、代わりに桜田淳子を入れて『中3トリオ』が作られ大ブレイク。石川は苦悩するも『水着の写真も断れるし、一人でやる方が合う』と切り替えた」(芸能記者)

 歌の基礎や日舞を学ぶなど修業を積み、1977年、19歳で「津軽海峡・冬景色」が大ヒット。「紅白歌合戦」にも初出場を果たす。

 81年には低迷期を支え続けた7歳上のマネジャーのA氏と23歳で結婚。

「社員と歌手の交際はご法度で、Aは結婚前にホリプロを退社。フリーライターとなり、結婚した年に出版した『アクション・カメラ術』がシリーズ累計170万部超の大ベストセラーに。『盗み撮りのエロチシズム』と題した下着や水着の盗撮術のハウツー本でしたが、石川は後に『彼も必死だった』と語っている」(同前)