「15年ほど前に、同居していた中学校の同級生の男性を殺害して埋めた」
千葉県木更津市で業務上横領の容疑で逮捕された小川順也容疑者(37)の自宅から白骨化した遺体が見つかった事件。小川容疑者は、取り調べに対しこう供述しているという。一見繋がりの見えない横領と殺人だが事件はどのような経緯で発覚したのか。社会部記者が解説する。
自治会の会計担当だった小川容疑者「生活に困窮していた」
「小川容疑者は昨年から自治会の会計を担当していましたが、生活に困窮していたようで、自治会のお金を数十万円使い込んでしまったというのです。そして、いずれ自治会に説明しなければと思い悩んでいたところ、過去の殺人を警察に110番したと供述しています。横領で捕まれば、殺人も明るみに出ると考えたのでしょうか。
その後、警察が小川容疑者の自宅の庭を捜索すると、29日までに白骨化した青年男性の遺体が見つかりました。警察の調べに素直に応じている小川容疑者は、殺人について『トラブルがあった』などと供述しており、千葉県警は横領と合わせて殺人と死体遺棄についても捜査を進めています」
不可解な自白だが、小川容疑者とはどのような人物なのだろうか。小川容疑者が1人で住んでいたという自宅は草が伸び放題で、敷地内に2つある建物のうち1つは屋根の骨組みがむき出しの状態になっている。近隣住民の男性が語る。