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「順也が友達の旅館代とか衣食費で1000万円使ってしまった」

「物静かで人と交わろうとせず、唯一の友達は児童養護施設から通っている男の子でした。ただ、彼の評判は非常に悪く、地域の子供たちは距離をとっていた。そんな中、順也だけが彼と付き合い、家にも連れてきているようでした。

 そして中学を卒業すると、順也はその友人が生活の拠点にしていた旅館の滞在費や食費をまかなっていたというのです。実は、生前におじいさんは『順也が友達の旅館代とか衣食費で1000万円使ってしまった』と嘆いていました。恐喝みたいなことをされていたんでしょうか。

 いつの日かその友人の話題はなくなりましたが、近隣では、『見つかった遺体は、施設出身の同級生だ』と思われています。それくらい順也には交友関係がないんです。報道では行方不明届は出ていないとなっていましたが、その友人は施設出身だから誰も届け出る人がいなくて、これまで明るみに出なかったのだと思います」(同前)

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同級生が宿泊していたと見られる旅館

 一方、前出の男性は小川容疑者の身上をこう慮る。

「横領と聞いたとき、手をつけてはいけないお金に手をつけるほど生活が辛かったんだなと思いました。この時期に自首したのは、年度末の引き継ぎで横領がばれてしまうからだと思います。その際に、ずっと抱え込んでいた殺人についても自白したのかな。

 あの子が人を殺すなんて、相当な理由があったんだと思います。家が傾くくらいお金をつぎ込んでしまったわけですし…。でもなんで自宅の庭に埋めて10年以上、隠していたのでしょうか。今回の事件は本当にショックです」

 千葉県警は30日、白骨化遺体の司法解剖を行い、身元の特定を進めている。

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