ライブハウスでいきなり座っているイスを蹴られたことも……。歌手として売れ始めた頃の戸川純さんが直面した暴力トラブル&今だから言える解決法とは?
ヤプーズの戸川純さん&山口慎一さんのYouTubeチャンネルを書籍化した『戸川純の人生相談』より一部抜粋してお届けします。(全2回の2回目/前編を読む)
◆◆◆
喧嘩上等! 無礼者にパイプ椅子で反撃(若い頃)
<ペンネーム「匿名希望」の相談>
大阪府、25歳、女性です。私は人に舐められやすいことが悩みです。舐められないためには、どうしたら良いと思いますか? 意地悪してきたり馬鹿にしてきたりする人を跳ね返してやりたいです。効果的な対処法を教えてください。
戸川純(以下、戸川) お答えはひとつですよ。……暴力で解決です。
山口慎一(以下、山口) 暴力ですか(笑)。
戸川 はい。話し合って通じるような相手じゃないですからね。ただし、これは相手がひとりだけの場合です。あまり大勢が相手だと、対処しきれません。まだ新宿LOFTが今とは違う場所にあった頃、私はゲルニカというユニットをやってました。いつもパイプ椅子に座ってボケラーっと煙草を吸ってたわけですよ。お嬢様っぽいような可愛い衣装を着て、もう見るからに弱そう(笑)。
だけど、そこそこ名前が出てきた頃かな? 私が座ってるパイプ椅子をガーンッ!って蹴っ飛ばされて、「戸川純がなんぼのもんじゃい!」ってよく言われたわけ。あまりうるさいものだから、「今度そういうふうに言われたら、パイプ椅子をバンッ!って畳んで絶対そいつの顔面を狙っていこう」って決めたの。それで実際当てたこともあって……。まぁ時効、時効!
そのときは、別に傷害罪に該当してもいいやって思ったんですよ。ウザいのはイヤだって。その頃はネットもなかったし、そういう話が広まれば絡んでくる人もいなくなると思って。今考えると、逆にケンカ売られがちになった可能性もあるかもしれないけどね。
山口 初めに傷害をしかけてきてるのは、相手ですからね。