1990年代から2000年代前半にかけて一世を風靡したコギャルブーム。あれから20年以上が経った今、ギャルブームが再燃し、雑誌やSNSなどには「小学生ギャル」が登場している。令和の小学生ギャルの実態は一体どんなものなのか。
今回は、鳥取県に住む小学3年生のギャルモデル・ルッキーさんとお母さんをご紹介します。(全2回の2回目/最初から読む)
◆◆◆
◆鳥取県在住、小学3年生のルッキーさん
ギャル男に興味を持ったきっかけは、『egg』のスナップ撮影会です。東京に遊びに行った時にたまたま『egg』の撮影会に出くわして、それまでギャルのことはあまりよくわからなかったけど、なんかかっこいいなって思って。それから僕も『egg』のメンズモデルのようになりたいと思い始めました。
ギャル男は髪のセットが重要なので、動画とかを参考にしてやっています。今は小学生ギャルが話題になってるけど、イケてる小学生メンズも増えたら嬉しいです。
鳥取に住んでいるので東京にたくさん行くことはできないんですが、SNSを通して発信していけたら嬉しいです。
学校の友達の中には僕のギャル活動のことを知っている子もいますが、何か言われることはありません。楽しく勉強ができているのでよかったです。
ダンスを習っているので、ダンスをするのがすごく楽しいです。英語や算数が少し苦手なので、少し前から公文に通い始めました。学校の授業では体育が好きなんですが、勉強ができないと将来苦労すると思うので、全ての教科を頑張りたいです。将来の夢は悩み中ですが、今のところはモデルになりたいと思っています。
◆鳥取県在住、ルッキーさんのお母さん
ギャルに興味を持った時は少しびっくりしました。ただ、保育園生の頃からオシャレが好きだったので、ギャル活動も楽しんでいるようです。
カラー剤はオーガニックカラーで頭皮につかないように染めています。地元は鳥取ですが、肌のことを考えて毎回大阪の美容室まで通っています。少しでも体の負担がないように親としてできる限りのことをやってあげたいと思っています。東京への交通費や滞在費、美容室代など毎月お金はすごくかかるんですが、本人のやりたいことをやらせてあげたいです。
最近は少し苦手な科目があるので、週に2回ほど公文に通っています。好きな教科は図工と体育みたいですが、好きなことだけではなく苦手なこともチャレンジしてがんばっていますね。
学校で髪の毛についていろいろ言われたことがあったので、直接学校の先生と話して、「ギャル活動や撮影のために髪を染めています」と伝えました。学校としては染髪がOKというわけではないですが、今のところは普通に授業を受けています。周りの友達もルッキーのことを理解してくれているので、何か言われることはないですね。これからもルッキーのやりたいことを全力で応援していきたいです。
写真=平松市聖/文藝春秋
◆
ルッキーさんのInstagram
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。