「ダルビッシュってこんな人だっけ？」
WBC決勝までの姿を追いかけて、何度もそう驚いた。この写真のサイン会なんてまさにそう。オーストラリアとの試合直前にいきなり始まったんだけど、昔のダルなら絶対に応じない（笑）。2009年のWBCで撮影した彼は、自由奔放で飄々としたやんちゃ坊主の印象だった。
それが今回は、明らかにチーム最優先で動いていた。合宿に初日から参加して、若手選手一人一人に声をかけたり食事会を開いたり、メンバーの緊張を一気にほぐしてさ。おかげで後から合流した大谷も、ヌートバーをからかうくらい伸び伸びしていた（笑）。歴代でも抜群にまとまったチームになったのは間違いなくダルの功績だよ。
