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「厳しいポジションで投げたい」ヤクルト三輪広報も舌を巻く、田口麗斗の強心臓と髙津臣吾監督の心意気

文春野球コラム ペナントレース2023

2023/04/25

 こんにちは。東京ヤクルトスワローズ広報部の三輪正義です。

 突然ですが、みなさん、日焼け対策していますか!?

 先日、僕は都内の小学校で子供たち相手に「投げ方教室」を行いました。朝8時45分から4時間、4クラスをぶっ続けに教える授業。校庭で喋りに喋って、思わず長袖アンダーシャツをまくり、そのままにしていたら、肘から下が真っ赤っか!

春の日差しに負けてしまいました ©三輪正義

 つい最近まで、戸田球場で朝から練習し、日差しには強いつもりでいたのに、このありさま。紫外線の恐ろしさを再認識しました。5月のゴールデンウィークには神宮ではデーゲームもありますので、対策をきっちりおねがいしますね。

「これ、ムラカミも着てんの~?」と子供たちは興味津々

 スポーツテストが近づいてきているからか、毎日のように子供たち相手にボールを投げて正しい投げ方を教えています。リーグ連覇、WBCもあったせいか、子供たちの前でユニフォームを着ていると「これ、ムラカミも着てんの~?」と聞かれることが多くなりました。

「そうだよ、おじさんとおんなじユニフォーム。全部一緒だよ」と言うと、さっきまでタメ口を利いていた子供たちが、「マジで!?」と目を輝かせ、途端、僕を尊敬の眼差しで見てくれるような気がします。

 連投が続く「投げ方教室」の間を縫って、チームの松山遠征に帯同してきました。前カードは広島。伝統的に広島から松山という移動がよく組まれるんですが、実はみんな高速船で移動するんです。セ・リーグだと移動は新幹線がほとんどで、船に乗るのはこのときくらい。シーズン中、海を見るなんてなかなかない機会で、新鮮な気持ちになれるので、ちょっと移動が楽しかったりします。

弱気になったつば九郎

 僕が松山で主に帯同したのはつば九郎。今年も昨年に引き続き「つば九郎のお悩み相談ライブ」の司会を仰せつかったのです。

「坊っちゃんスタジアム」横にある「愛媛県武道館」の大会議室に150人ほどを集めて、2回の公演。今回もチケットは即完売と、四国でもつば九郎人気を窺わせるイベントです。

 昨年、同施設にある6500人収容可能の、主道場(大ホール)を「らいねんはうめる」と豪語していたつば九郎。今年は、B’zやDREAMS COME TRUE、福山雅治さんなど、名だたるアーティストと肩(手羽?)を並べるはずのつば九郎でしたが、結局、150人キャパの大会議室で行うことに。

 普段は強気なつば九郎ですが、スケールダウン……。「つば九郎でもビビることあるんだな」と少々驚きましたが、四国一円、近畿、中国地方からも、つば九郎に会いにお客様が来てくれたそうです。この“出鳥”をきっかけに、スワローズのことを知ってもらい、身近に感じてもらえるなら、これほど嬉しいことはありません。来年こそは大ホールをブッキングしてほしいものです。

打率はワーストでも勝てる理由

 さて、チームは現在貯金2で2位タイ(4月24日現在)。19試合、防御率2.16とダントツ1位ですが、打率は.188でこちらはワースト、かつ開幕から19試合連続「2桁安打ゼロ」。なぜこれで勝てているのか? と不思議になるほどです。

 村上宗隆、中村悠平、長岡秀樹、昨年のレギュラーが打率1割台と苦しみ、塩見泰隆、山田哲人はコンディション不良で離脱と、ズルズル負けてもおかしくない状況だったかもしれません。

 しかし、広島に行き、逆転サヨナラホームランを打たれて敗戦などという、ショッキングな負け方をして3タテを喰らったのに、翌週は中日には2勝、巨人には1勝2敗でしたが、その週では勝ち越し。ディフェンスの力で勝利をもぎ取っています。

 打てないときは投手陣ががんばって、投手陣が打たれているときは打撃陣が頑張る。長いシーズンですから、これからきっとこういうことが幾度となく訪れます。でも、今日までの勝利数、10勝のうち、完封勝ちが6であったり、1点差勝ちが3あったりするのは、今は投手陣が打撃陣をしっかり支え、チームとして機能している証拠です。

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