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防災放送「有毒ガスが発生しているので窓を閉めてください」

 こうした生活を壊されることを嫌がったのか、博仁容疑者は7日朝の逮捕時には家宅捜索に入ろうとする警察官らに、徹底した反抗態度を示したという。警察官らが玄関ドアを開けようとしたところ応じず、「ドアを壊して入る!」と警告すると、なんとドアの隙間からクマ撃退用のスプレーを噴射。警察官6人が皮膚の炎症を起こす軽傷を負ったという。

 早朝の騒がしい逮捕劇について、近隣住民の女性が振り返る。

「朝起きると、突然『有毒ガスが発生しているので窓を閉めてください』と町の防災放送が鳴っていたんです。慌てて窓から外を見たけど、煙も見えない。変だなあと思っていたら、渋谷さんの家の前に大量の救急車や消防車がとまっているのが見えたんです。その時、顔をタオルで拭きながら救急車に乗り込む刑事らしき男性が5人ぐらいいました。

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 まあ、あの家に救急車が来ること自体は珍しいことではありませんけどね。これまでも毎年何回も呼んでましたし、合計で100回は来ていると思います。ただ誰かが運ばれるのはあまり見たことがなくて、半分趣味みたいになっているんじゃないですかね……」

一家が暮らしていた3階建ての家

 事件に対し、博仁容疑者は「女性が自宅に来てUFOのことを話したことは間違いないが、性交しないと助からないとは言ってない」と容疑を否認。千秋容疑者は黙秘を続けているという。元占い師のもとに集った異常な大家族は、周囲にどうみられていたのだろうか。

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