《青森5人死亡火災》「火をつけてやる！」「なんで俺だけ…」関与が疑われる“92歳親族”男性が送り続けた「孤独な日常」《財産分与でトラブルか？》

　一方、前出とは別の近隣住民によると、十文字家の親族である砂渡さんが数日前に、「火をつけてやる！」と激高していたというのだ。さらに近隣住民によれば、数年前にも火災事故が起きたことがあるという。

妻も娘も亡くなり、90歳を越えての一人暮らしだった砂渡さん

「5年ほど前に、砂渡さんの自宅が火事で燃えてしまったんです。当時、砂渡さんは外出中で、薪ストーブの火の不始末が原因だという噂でした。その後、今の自宅を建て直し、十文字さん一家の数軒先に住み続けていました。十文字さん一家が8人の大家族で仲良く暮らす一方、砂渡さんは妻を20年程前に亡くし、娘さんたちも既に亡くなってしまったと聞いています。今は90歳を越えての一人暮らし。農作業もしていて、まだピンピンしていましたが、すぐ近くで親戚が仲良く暮らしているのになんで俺だけ、という寂しさもあったのでしょうか……」

　利美さんが“親族”と財産分与で揉め始めたという時期と、砂渡さんの自宅が燃えた時期は、ともに5年ほど前。奇妙な数字の一致は何を意味するのか――。捜査の進展が待たれる。

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