「3月にはグラビアアイドルの相川友希とともに東京ドームにかけつけ、WBC日本代表を応援する様子をインスタに挙げていましたが、全盛期と変わらぬ美貌に彼女のファンはあらためて色めきたっていましたよ」
あるAVライターの語る“彼女”とは、かつて一世を風靡した元AV女優の及川奈央のことだ。2000年のデビューを皮切りに出演総数は数十本を数える、平成期の業界の大立者だ。
平成のAV界でダントツの存在感を放った大女優
「今でも彼女は配信ドラマや舞台を中心に活動しています。年齢は40歳を超えていますが、美貌は相変わらずであるテレビ局のディレクターは『すれちがうと思わず振り向いてしまう』と語っていました」(スポーツ紙記者)
今でこそアダルト作品に出演する女優への偏見は薄れ、「セクシー女優」という呼称も一般化している。地上波のテレビ番組に出演するのも日常茶飯事になり、明日花キララや深田えいみなどトップクラスの人気を誇る層はSNSで膨大なフォロワーを擁し、ひとかどのインフルエンサーとして活動する者も少なくない。
「ですが、及川さんが活躍した2000年代前半はまだまだ日陰のものというイメージの強い時代。関係者であることはあまりおおっぴらに語るものではありませんでした。ですが、その空気を変える機運づくりに一役買ったのが及川さんでした。当時からダントツの存在感を放つ大女優でしたから」(前出・AVライター)
素顔はいたって普通のお嬢さん
及川奈央が業界に入ったきっかけはスカウトだった。当時、専門学校に入りたての18歳。友人と都内を歩いている時に声をかけられたという。現役時代の彼女を知る業界関係者は彼女の印象をこう語る。
「いわゆる『AV女優』と聞いて連想するような派手さはありませんでした。いたって普通のお嬢さんといった印象で、実際にごく普通の家庭で育ったそうです。『家庭が荒れていて』『お金に困って』といった心に傷を持つ女性たちがやぶれかぶれの果てに辿り着くという形では決してなかった。おそらく、若さゆえの勢いで業界に入ってしまったのでしょう。性経験はあったようです。とはいえ、初めての撮影現場では『訳が分からなくて泣いちゃったぁ』と言っていましたっけ」