「韓国のフィギュアファンたちはSNSを中心に大喜びですよ。あのキム・ヨナ以来の日本越えで、しかも初出場での快挙ですから」(ソウル在住記者)

 4月16日に閉幕した世界フィギュアスケート国別対抗戦。東京体育館(渋谷区)で行なわれた同大会で、韓国は優勝したアメリカに次いで2位となり、3位の日本を上回った。

「ヨナ・キッズ」と呼ばれる韓国のフィギュアスケーターたち ⒸEPA=時事

「日本が男子エースの宇野昌磨を怪我で欠いていたとはいえ、韓国は女子のイ・ヘイン、男子のチャ・ジュンファンがそれぞれシングルで1位に輝くなど確かな強さを見せた。立役者となったヘインやジュンファンは、いずれもキム・ヨナに憧れて競技を始めた“ヨナ・キッズ”と呼ばれる選手です」(フィギュア関係者)

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五輪選手、人気俳優、アイドル…引退後の華麗なる恋愛遍歴

 キム・ヨナ(32)といえば、かつて韓国で“国民の妹”と呼ばれたフィギュアスケーター。日本を代表するスケーターだった浅田真央(32)の前に生涯最大のライバルとして立ちはだかり続け、バンクーバー五輪で銀メダルに涙を呑んだ浅田を尻目に金メダルを獲得している。2014年ソチ五輪の準優勝を花道に選手生活にピリオドを打った。

バンクーバー五輪で浅田真央を降したキム・ヨナ ⒸJMPA

「引退後は大学院に進学してキャリアアップを図る傍ら、平昌五輪の招致の際には最終プレゼンテーションでのスピーチを務めて招致を成功に導くなど、韓国スポーツ界の“顔”として精力的に活動しています。国内での人気は今も絶大で、ハイブランドを始めとした広告収入だけで年収10億円を稼いでいると言われています」(前出・ソウル在住記者)

 2017年の引退後、徐々に露出を減らしている浅田とは好対照と言える。その浅田は2020年にバラエティ番組で過去の恋愛事情を告白して話題を呼んだが、一方のヨナは現役時代からたびたびロマンスが報じられてきた。