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浅田真央を降して13年…30歳を超えた“国民の妹”キム・ヨナが“国民の悪意”の標的になるワケ《フェイク“離婚騒動”も勃発》

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「登録者8000人程度のYouTubeチャンネルで、2人の離婚説を唱える動画がアップされたんです。その内容は、ヨナが海外出張に行っている間にウリムが自宅に女性を呼んでいた、というもの。女性がヨナのドレスを着て撮った写真をSNSにアップしたことから、ウリムの裏切りがキムにバレたとされていました」(前出・ソウル在住記者)

 動画の再生回数は合計で数万回に留まったものの、SNSでは瞬く間に拡散されて話題になってしまったのだという。

「その翌日には、妊娠2週目のヨナが子供を産まないことやウリムとの離婚を決意し、緊急記者会見で発表したという趣旨の映像も公開された。しかし、どれも証拠がないばかりか完全な“フェイクニュース”。当然、記者会見も開かれていません。SNSの騒ぎを目にしたヨナは法的措置を宣言するコメントを発表しています」(同前)

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“国民の妹”が悪意の標的になる理由

 国民総YouTuber時代のフェイクニュースに迷惑系……悩ましい事情はお隣の国でも同じのようだが、なぜキム・ヨナが、悪意あるフェイクニュースの被害を受けるに至ったのか。前出のフィギュア関係者が語る。

「もちろん一番の理由は、彼女が今でも大きな注目を集める存在だからだと思います。ただ、もともと“格差婚”と言われていただけあって、ウリムがヨナの結婚相手として釣り合っていないという声は根強いんですよ。ヨナに相応しくないウリムとは別れてほしいという勝手な願望が暴走した可能性もあります」

 “国民の妹”だからこそ悪意の標的になってしまったのか。

「もう一つ理由として挙げるなら、キムのフィギュアとの関わり方です。実はキムは引退後の約9年の間で、アイスショーにたった3回、しかも韓国国内で開催されたものにしか出ていないんです。そうした姿に失望してしまったかつてのフィギュアスケートファンもいるのかもしれません」(同前)

 騒動の渦中にあっても、トルコ・シリア地震で被災した子供の緊急救護のために多額の寄付を行なったことが報じられるなど、キム・ヨナ自身は国民的スターとしての役目をまっとうしつづけている。

 “ヨナ・キッズ”たちの飛躍を受けて、今後はさしずめ“国民の母”への道を歩んでいくのか。いずれにせよ彼女がこれからも韓国国内で注目を集め続けることは間違いない。

キムヨナ バンクーバー五輪 ⒸJMPA
浅田真央を降して13年…30歳を超えた“国民の妹”キム・ヨナが“国民の悪意”の標的になるワケ《フェイク“離婚騒動”も勃発》

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