幼いAちゃんは2回も「ママ」と離れることに
パートナーへの暴力については、才賀には“前科”がある。前妻のあびるも小誌の取材に対し、「離婚の背景には才賀によるDVとモラハラがある」とした上で、臨月の時に水をかけられたこと、Aちゃんの面前で蹴られたことを明かしていた。離婚後のAちゃんの親権者変更と引渡しを巡る一連の裁判では、家庭裁判所が才賀の〈粗暴性〉を認めている(才賀は抗告で否定)。
エリさんが才賀の家を出て行ってしまったことの最大の被害者は他でもないAちゃんだ。あびると離れ、才賀と暮らしていたAちゃんはエリさんを「ママ」と呼んでいた。エリさんが才賀が住むマンションを出て行ったことで、幼いAちゃんは2回も「ママ」と離れることになってしまったのである。
当事者たちは何を答えるのか。
エリさんにSNSを通じて取材を申し込んだところ、〈あびる才賀のくそくだらない争いに巻き込まずにそっとしておいてもらえることがわたしにとっての1番のメリットです〉などと返事があり、才賀のDVなどについては回答しなかった。
「僕、(エリさんを)蹴ってないです」
自宅マンションの裏でボクシングのトレーニングを終えた才賀を直撃した。
――文春です。
「出た! なんですか!」
――エリさんが妊娠中に蹴られたと聞いた。
「ない! それはもうエリに聞いて」
――エリさんが周囲にそう語っている。
「僕はもうそれ答えられないです」
――エリさんとの別居は才賀さんのDVが原因では?
「へへ。答えない」
その後、一緒にトレーニングをしていた男性らと共に去って行った才賀だったが、記者のもとに再び駆け寄ってきて、
「僕、(エリさんを)蹴ってないです」
と言い残し去っていった。
4月26日(水)12時配信の「週刊文春 電子版」では、エリさんの知人たちが明かす別居の裏側と才賀によるDV疑惑、エリさんのトラウマになったという才賀と才賀の母親から言われたこと、50分にわたって記者の取材に応じたエリさんの母親が語った才賀への不信感とAちゃんに対する思い、才賀と才賀の母が計画している“Aちゃん奪還計画”などを詳しく報じている。
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