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 部員の異変に気付いたアメフト部の主将らは、新幹線内で早くも“事情聴取”を開始している。前田監督の説明が続く。

《飲んでいない部員たちで手分けして、飲んだ疑惑のある子たちを一人ひとり、新幹線の連結部分に呼んでですね、飲酒の部分の確認をしております。これは1対1で行っておらず、私もその場に立ち会っており、複数名、つまり2人素面の者と、当事者1人ということで、酒を飲んだか飲んでいないかという事実だけの確認をしております》

慶應大学の三田キャンパス ©AFLO

《飲酒・喫煙に関しては当部に所属しているとわかる服装時、または部の活動中及び、その際の登下校中の喫煙飲酒を禁止としております。ですので、この部則にも抵触しているということでございます》

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説明会では「部はそのまま活動を粛々と続ける」という発言も

 保護者向けの説明会では、飲酒した部員を退部にする決断に至る経緯が語られた。一方で、飲酒した部員を速やかに退部にすることで、部の活動自体は続けていこうとする気配も窺える。以下は田中謙二・アメフト部部長の発言だ。

《今回、部則違反の者、それから未成年飲酒した者、全員を退部としました。そしてえっと、残った部員で通常通りの部活動を続ける。これが私と前田監督の下した判断になります》

慶應大学アメフト部は関東有数の強豪チーム 部公式HPより

《当該部員は退部、それから部はそのまま活動を粛々と続けるというこのことを明日、我々が(体育会理事会に)提案することになっておりまして、まあその結果は何らか分かり次第、部員を通じて皆様へ、ご連絡差し上げる予定になっております》