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 自身のブログでは、性犯罪を糾弾する内容を綴ってきた。例えば17年11月には、〈男が痴漢になる理由〉と題し、同名の書籍を読んだ感想を投稿。逮捕された痴漢男性が語った「女性は痴漢されたいという願望を持っている」などの言葉に対して、〈吐き気がしますね。極度に歪んだ認知〉とし、こう断じていた。

〈女性が嫌がり、追いつめられ、傷つけられているからこそ優越感も高まり、気分が高揚するんだと。被害者からすれば身勝手の極みと言える発想です〉

ブログでは“痴漢糾弾”も

 だが、大西が手を染めていたのは、その〈身勝手の極み〉と言える蛮行だった。

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手紙には〈いまみんなで君のレイプ計画を立てています。楽しみにしてて〉とも

「週刊文春」が入手した起訴状では、大西が当時、常習的に女子トイレでの盗撮を働いていたとしているほか、女子大生の自転車の前かごに入れられた手紙の中身も詳述。冒頭に紹介した〈僕の精液をたっぷりかけておいたよ〉に加え、こんな脅迫的な言葉まで並べていた。

〈いまみんなで君のレイプ計画を立てています。楽しみにしてて〉

〈後ろからずっとついて行ってるのに全然気づいてくれないんだもん〉

〈君のエロい姿をいつも撮影しています。お尻も脚もエッチすぎてたまらない〉

 当の大西は「間違いありません」と容疑を認めているという。

 日本共産党に見解を求めたところ、

「県迷惑防止条例違反で逮捕された大西氏については1月13日に県委員会総会で、党として最も重い除名処分にしています。この問題についての党の立場は1月13日の県委員会の『声明(註・被害者らに深くお詫びし、自己改革を図るなど)』で明らかにしている通りです」

 大西は前述のブログ投稿で、痴漢は〈治療の対象〉であり、長い時間をかけ〈生き方の回復をめざす〉必要があるとしている。