「どう考えてもステマだろこれ」。タイトルをみてそう思った人は少なくないだろう。当たり前のことである。なにしろ筆者自身がそう思うのだから。

 だが、残念ながらauからは1円たりとももらっていない。別にau愛にあふれているわけでもない。ただし、この件についてはau推しにならざるをえないということにすぎない。

 本題に入る前にあらかじめお断りしておきたいことがある。「いや、そんなものよりも現地でプリペイドのSIMカードを購入して入れた方が全然安いし」といった反応が確実に予想されるからだ。だが、一般に短期滞在が中心の日本人にとって、SIMカードの利用は必ずしも万人にすすめられるものではない。

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 ここで検証するのはあくまで3大キャリアでの比較ととらえていただければと思う。

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海外ネット接続、3大キャリアはいくら?

 さて、本題に移ろう。NTTドコモ・au・ソフトバンクの3社にはいうまでもなく、それぞれ料金プランやサービスに特徴がある。だが、海外に出かける予定のある人間にとって気になるのは、海外でこうした3大キャリアのスマホや携帯でのネット接続がいくらでできるのかということだろう。

 海外で自分のスマホや携帯でネット接続する場合には、定額データローミングサービスを用いる。ところが、このサービス、データ容量にもよるが、3社とも綺麗に横並びで1日最大2980円。しかも日本時間をベースに決められているから、時間帯によっては無駄になる可能性もある。

 この金額では高いと感じる人が少なくないだろう。筆者もご多分にもれず、使ったことは一度もなかった。実際この金額ならモバイルWi-Fiルーターを借りたほうがはるかに安い(借りる手間はかかるが)。

 ところが近年、この「激高」状態の風向きが変わってきている。2013年12月にNTTドコモは「海外1dayパケ」というサービスを開始し、国によっては24時間980円~1580円という低価格を実現した。ただし、最大30MBというデータ量の制限があるのが難点だった。