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さらに店名はどうするかということになったところ、社長の「検討する時間もないし、どうせ考えても似たような名前になってしまうので、店長の赤松君の名字でいっちゃおうよ」という鶴の一声で「あかまつ」に即決定。
そばはすべて独学
それと同時に赤松店長は周辺の立ち食いそば屋すべてに食べに行って、味の方向性を考えていったという。つまり修業先などは特になく、すべて独学というから面白い。
厨房には店長の他に、同じ並木組のメンバーや調理の上手な社員の家族スタッフなどが参加していて、天ぷら揚げや麺茹でを分担している。
かき揚げが出来上がる頃、それに合わせてそばが茹で上がり水でさらして再度あたため丼に入れ、かけつゆをそっと注ぎねぎと鰹節をのせる。同時にご飯に丼つゆをかけてかき揚げをさっとのせてミニ天丼がそろう。完成まで4~5分。流れるような所作に感心する。
ミニじゃないアツアツの天丼が登場!
受け取り口に行き完成したその姿をみて驚いた。ミニではまったくない天丼になっている。丼にフタをしてしまうくらいの大きさである。しかも厚さは4~5センチ。しかもアツアツである。
そして、かけつゆをひとくち。本鰹節や鯖節などの節粉で丁寧に出汁をとった香り豊かな味である。鰹節がさらに追いかつおのような効果を演出して旨味が広がる。そばは生麺でやや平打ち系でコシがよい。