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《吉原ソープ嬢刺殺事件》「あそこの“ガチ恋営業”は有名」風俗店が配っていた“いちゃつき接客マニュアル”の驚くべき内容とは 「待ちきれない」と抱き着く、キスを多めに…

《吉原ソープ嬢刺殺事件》「あそこの“ガチ恋営業”は有名」風俗店が配っていた“いちゃつき接客マニュアル”の驚くべき内容とは 「待ちきれない」と抱き着く、キスを多めに…

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「X」の男性を勘違いさせる営業スタイルは人気を博していたが、やはり男性客のなかには女性キャストを恋人だと勘違いしてしまう人も少なくなかったという。A子さんが明かす。

「『恋人感を出す』という『X』の営業スタイルは吉原でも際立っていて、私も働いていた時はお客さんが何人か“ガチ恋”っぽい状態になってしまったことがあります。何度も口説いてきたり、しつこくれんらくをしてきたり。でも困ってお店に相談しても、『うまく立ち回ってよ』とか『男に夢を見させてあげてよ』って言われて、真剣には取り合ってもらえませんでした」

写真はイメージ ©iStock.com

 吉原の別のソープ店で働いていた前出の20代女性は次のように話す。

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「『X』のキャストはかわいい系というよりキレイ系で、老舗高級店というだけあって、顔やスタイルのレベルが高い子が多いですね。

 ただ風俗店ってお店によって結構女の子の扱いが変わるんですよ。トラブルがあったときに客を出入り禁止にしてくれたり、安全のために送迎してくれるようなお店もあれば、お客さん側に立って女性キャストには合わせてくれないお店もあります。『X』はかなり『お客さんの男性のために』というスタンスで、働く女の子には寄り添ってくれない雰囲気でした」

「店外の方が恋人感もあるし、喜ぶんですよね」

 A子さんは、「X」に在籍していた女性キャストの裏事情についても明かす。
    
「どこの風俗店もですが、お客さんが払うお金のうち女の子の手元に入るのは50%くらい。なので、『X』にも店には黙って裏で客を引いてる女の子もいました。お客さんと店外デートしたり、家を借りてもらっている子もいました。

 お客さんもお店で会うより店外の方が恋人感もあるし、喜ぶんですよね。でもそれをやるとますますガチ恋勢は勘違いしちゃって、退勤後に待ち伏せされたり、夜中に家のピンポン鳴らされたりすることもあるんです」

SNSでその見事なスタイルを披露していた 本人Twitterより

 実はXでは2003年にも男性客に従業員女性が絞殺される事件が起きている。それでも吉原という街の性質上、根本的な対策は難しいという。

「『X』はやりすぎだとしても、男性をいい気分にするのが仕事ではあるので、正直いつ起きてもおかしくない事件だとは思います。ただお客さんとの信頼関係もありますし、吉原の店が手荷物検査をするとかはちょっと考えられない。しばらくは不安な状態が続くと思います」(同前)

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